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新幹線をお得に利用できるエキスプレス予約!クレジットカードで更にお得

投稿日時:2019.11.13
仕事やプライベートで新幹線を利用することがある人には、ぜひ知っておいていただきたいサービスがあります。それは、JR東海が提供する「エクスプレス予約」というものです。
エクスプレス予約とは、東海道・山陽新幹線のチケットが、いつでもどこからでも予約および変更ができるという会員向けサービスです。
しかも、窓口などに並んでチケットを買うよりも、時間も料金も節約できるオトクなものなんです。では、エクスプレス予約とはどんなものなのか、詳しい内容や利用方法を一緒に見ていきましょう。
どこでも新幹線のチケットが予約できる!エクスプレス予約とは
エクスプレス予約とは新幹線のチケットが予約できるサービスだということは、何となく知っている方も多いのではないでしょうか。
でも、具体的にはどんなものか、メリットは何なのかよく分からないという人もいらっしゃいますよね。そこで、エクスプレス予約の詳しい内容についてご紹介します。
東海道・山陽新幹線の切符がどこからでも取れる!
エクスプレス予約とは、簡単にいえば、パソコンやスマホがあれば、いつでもどこでも東海道・山陽新幹線のチケットを割引価格で予約できるサービスです。
利用するには入会申し込みをして会員になることと、支払い用のクレジットカードの登録が必要です。入会申し込みをすると、乗車時のチケット代わりに使えるEX予約専用ICカードが発行されます。この専用ICカードが手元に届くまで申し込みから2~3週間かかりますので、旅行や出張の予定がある方は早めに申し込むことをオススメします。
エクスプレス予約には税込みで1,100円の年会費がかかりますが、東京~新大阪間を一度でも利用すれば、その割引だけで元が取れます。年に何度か東海道・山陽新幹線を使うならば、とってもお得なサービスと言えるでしょう。
それでもやっぱり年会費無料がいいという方には、同様にスマホなどからチケットの予約ができて、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードで利用できる「スマートEX」というサービスもあります。
年会費無料の分、ベースの割引額がやや低くなるなどサービス内容には多少の差がありますが、スマホでいつでも何度でも予約と変更ができるという点では全く同じように使うことができるので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
エクスプレス予約のメリット
エクスプレス予約はわざわざ窓口に切符を買いに行かなくてもいいだけでも便利ですが、さらに詳しくメリットを挙げると以下のようなものがあります。
- いつでも会員価格で購入できる
- 何度も無料で予約の変更ができる
- チケットレスで乗車できる
- 指定席は空席を確認したうえで好きな席を選べる
- 利用区間が601営業キロ以上なら往復割引も受けられる
- 一般の発売開始日よりも早く予約申し込みができる
- 発車直前までキャンセルや変更が可能
やはり一番うれしいのは、お得な会員価格で新幹線を利用できるという点でしょう。下記はエクスプレス予約を利用した際の新幹線運賃と通常の運賃を比較したものです。
区間 | 「のぞみ」 通常運賃 |
EX予約サービス |
---|---|---|
東京・品川 ⇔新大阪 |
14,720円 | 13,620円 (△1,100円) |
東京・品川 ⇔広島 |
19,440円 | 17,990円 (△1,450円) |
東京・品川 ⇔博多 |
23,390円 | 21,720円 (△1,670円) |
名古屋 ⇔新大阪 |
6,680円 | 5,680円 (△1,000円) |
名古屋 ⇔博多 |
18,890円 往復予約の場合 17,750円 |
16,960円 (△1,930円) 往復予約の場合 15,620円 (△2,130円) |
例えば名古屋~博多間を往復で購入すれば、エクスプレス予約の割引に加えて往復割引も適用されるため、計2,130円もお得になります。これほど割引幅が大きければ年会費1,100円(税込)もすぐに元が取れますね。
また、通常ならいったんチケットを取ってしまったら1回までしか変更できないところを、エクスプレス予約なら発車直前まで何度でも手数料無料で変更できます。
早特サービスで早めの予約なら更にお得
エキスプレス予約には、早めに予約をする事で更にお得になる多彩な早特サービスもあります。
早特サービス | 予約の期限 | 対象 |
---|---|---|
EX早特21 | 21日前まで | のぞみ普通車指定席 (朝6時台、昼11時~15時台に出発) |
EX早特 | 3日前まで | のぞみ普通車指定席・グリーン車(長距離区間のみ) |
EXグリーン早特 | 3日前まで | のぞみグリーン車(朝6時台) ひかりグリーン車(終日) |
EXこだまグリーン早特 | 3日前まで | こだまグリーン車 |
EXのぞみファミリー早特 | 3日前まで | のぞみ普通車指定席・グリーン車 ※2名以上で土休日の利用のみ対象 |
EXこだまファミリー早特 | 3日前まで | こだま普通車指定席・グリーン車 ※2名以上での利用のみ対象 |
利用する車両や時間帯、予約のタイミングなどによってぴったりの早特サービスを選ぶことができるのは魅力ですよね。
ちなみに同じ区間で通常運賃と早特料金を比較した場合、例えば東京・品川⇔広島間では以下のようになります。見ての通り、締切が早い早特サービスほど割引が大きくなるので、あらかじめ予定が決まっている場合は是非早特を利用しましょう。
区間 | 東京・品川⇔広島 |
---|---|
通常料金 | 19,440円 |
EX予約 | 17,990円(△1,450円) |
EX早特(のぞみ長距離区間) | 平日:16,190円(3,250円) 土休日:15,790円(3,650円) |
EX早特21 | 14,260円(△5,180円) |
なおこれら早特商品は、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)の設定除外日があることにご注意ください。
エクスプレス予約はお金も時間も節約できる!
エクスプレス予約は、ネットで予約したら切符の受け取りは不要で、専用ICカードを改札にタッチするだけで新幹線に乗れるので、お金だけでなく時間の節約にもなりますね。
キャンセルも5:30~23:30と幅広い時間帯で受付されていますし、予約している列車の発車時刻前で且つEX予約専用ICカードでの改札入場前またはきっぷ受取前までキャンセルも可能です。ただしキャンセルの際には通常のきっぷと同様に320円の払い戻し手数料がかかるので、注意してください。
エクスプレス予約利用にはクレジットカードが必要!利用できるおすすめクレジットカード
それでは次に、エクスプレス予約を利用する方法を見ていきましょう。エクスプレス予約は窓口での切符受け取りや支払いが不要なため、料金はクレジットカード決済になります。
したがって、必ずクレジットカードの登録が必要となります。
エキスプレス予約利用でおすすめはビューカード
エキスプレス予約が利用できるおすすめのクレジットカードは、やはりモバイルSuicaを年会費無料(通常税込1,050円)で利用できるビューカードですね。
ビューカードならSuicaチャージや定期券購入でポイント3倍(還元率1.5%)ですし、JR東日本グループのクレジットカードですから新幹線や列車を利用する方への恩恵が多いからです。
飛行機も利用する方ならJALカード Suica
JALカード Suicaは、クレジット・Suica・JALタッチ&ゴーサービス・JMBカードの4つの機能が一体となったクレジットカードです。
このカードでは、以下のように2種類のポイント(JALマイル、JRE POINT)がお得に貯まります。
利用先 | ポイント(マイル)付与率 |
---|---|
一般(クレジット決済) | 200円利用で1マイル ※)100円利用で1マイル |
JAL特約店(クレジット決済) | 200円利用で2マイル ※)100円利用で2マイル |
JR東日本対象商品(クレジット決済) | 1,000円利用で15 JRE POINT |
JRE POINT加盟店(カード提示) | 100円利用で1 JRE POINT |
※)はJALカードショッピングマイル・プレミアム(年会費税込3,240円)利用時
Suicaチャージや定期券購入でポイントが3倍(還元率1.5%)貯まって、貯まったポイントは1,500ポイントから500マイル(JALカードショッピングマイル・プレミアム利用時1,500ポイント→1,000マイル)に交換可能です。JALカード Suicaは、日常でもマイルを貯めやすい便利な1枚ですね。
年会費 | 2,200円(税込) (初年度無料) |
---|---|
申し込み資格 | 18歳以上 |
スペック |
・WEB明細登録で年間600円分ポイント付与 ・入会搭乗ボーナス:1,000マイル ・毎年の初回搭乗ボーナス:1,000マイル ・SuicaチャージなどJR東日本の対象サービス利用でポイント3倍(還元率1.5%) ・海外旅行保険:最高1,000万円自動付帯 ・国内旅行傷害保険:最高1,000万円自動付帯 |
コスパを重視する方におすすめ!ビックカメラSuicaカード
ビューカードの中でも一押しはビックカメラSuicaカードです。ビックカメラSuicaカードは年に1度でもカードを利用すれば年会費が無料ですから、実質無料と考えてよいですね。
基本還元率も1%と高く、Suicaチャージ&Suica利用で、ビックカメラでは還元率11.5%を叩き出すお得なクレジットカードです。モバイルSuicaを年会費無料で利用できますから、エキスプレス予約の登録にも最適ですよ。
年会費 | 524円(税込) 年1度でもカード利用すれば無料 |
---|---|
申し込み資格 | 18歳以上 |
スペック |
・WEB明細登録で年間600円分ポイント付与 ・基本還元率1% ・ビックカメラで還元率11.5% ・SuicaチャージなどJR東日本の対象サービス利用でポイント3倍(還元率1.5%) ・海外旅行保険:最高500万円自動付帯 ・国内旅行傷害保険:最高1,000万円利用付帯 |
ワンランク上のサービスを求める方ならビューゴールドプラスカード
ビューゴールドプラスカードなら、入会特典として5,000ポイント貰えるほか、2年目以降も累計100万円以上のクレジット決済で毎年5,000ポイントを獲得できます。
また東京駅構内のビューゴールドラウンジも利用できたり、空港ラウンジが利用できるなど、ワンランク上のサービスも楽しめるゴールドカードです。
年会費 | 11,000円(税込) |
---|---|
申し込み資格 | 20歳以上 |
スペック |
・WEB明細登録で年間600円分ポイント付与 ・新規入会&100万円以上の利用で毎年5,000ポイントプレゼント ・Suica定期券搭載可能 ・Suicaチャージ等JR東日本対象サービス利用でポイント3倍(還元率1.5%) ・東京駅構内ビューゴールドラウンジ利用可能 ・空港ラウンジサービスなどエアポート優待 ・海外旅行保険:最高5,000万円自動付帯 ・国内旅行傷害保険:最高5,000万円自動付帯 ・ショッピング保険:500万 |
手持ちのクレジットカードを使うことも可能
「クレジットカードを増やしたくない」という方は、手持ちのクレジットカードにエクスプレス予約を特約として付け加えて利用することも可能です。
手持ちのクレジットカード会社にエクスプレス予約の利用を申し込めば、「プラスEXカード」が届きますので、それを使ってエクスプレス予約をしたり、改札にタッチして乗車することが可能です。ただし「プラスEXカード」のユーザーはプラスEX会員となり、一部のサービスを利用できない場合があるのでよく確認が必要です。
エクスプレス予約が利用できるクレジットカードは、以下のカード会社が発行するカードとなります。お手持ちのカードを確認してみましょう。
- JCBカードおよび提携カード
- 三井住友VISAカード
- 三菱UFJニコスカードおよび提携カード
- トヨタファイナンス
- アメリカン・エキスプレス
- イオン銀行(イオンカード)
- セディナカード
- 三井住友トラストクラブ(ダイナース)
予約専用カードが届いたら会員登録を
以下にエクスプレス予約できるクレジットカードと、エクスプレス予約に必要なもの、そして届くカードの種類をまとめました。
クレジットカード | 必要経費 | 届くカード |
---|---|---|
JR東海 エクスプレス・カード |
・カード年会費(税込1,100円) | EX予約専用ICカード |
J‐WESTカード 「エクスプレス」 |
・カード年会費(税込1,100円) | EX予約専用ICカード |
ビューカード (一部を除く) |
・モバイルSuica ・ビューエクスプレス特約 ・エクスプレス予約年会費 (税込1,100円) |
エクスプレス予約会員証 |
その他対応カード | ・エクスプレス予約年会費 (税込1,100円) |
プラスEXカード |
いずれの場合もエクスプレス予約に使用する専用カードが届いたら、サイトから会員登録をする必要があります。
会員登録が完了したら、エクスプレス予約が利用できるようになります。会員サイトへログインして、乗りたい新幹線の予約を行いましょう。
乗車日の1か月前から予約できるのは窓口と同じですが、エクスプレス予約なら、さらにその1週間前から予約申し込みが可能です。あとは当日、専用ICカードかEXカードで改札を通って、新幹線に乗るだけです。
Apple PayのSuicaでもエクスプレス予約が利用可能に!
「モバイルSuica」のアプリを入れて、スマホを改札にタッチして電車を利用している人も少なくないでしょう。そんな方々は、エクスプレス予約専用のICカードとして、モバイルSuicaアプリを登録することも可能です。
予約専用ICカードあるいはEXカードの代わりに、スマホを使うというわけですね。
モバイルSuicaのアプリから、画面にしたがってエクスプレス予約の決済用クレジットカード情報を入力して同意するだけで、簡単にスマホで新幹線に乗れるようになります。
さらに、2017年10月23日から、「Apple PayのSuica」もエクスプレス予約専用ICカードとして登録・利用ができるようになりました。モバイルSuicaと同様の簡単な手続きをすれば、iPhoneを改札にかざして新幹線に乗れるようになります。
グリーンプログラムで普通車指定席の値段でグリーン車に乗れる
エクスプレス予約を利用すると、利用区間に応じて登録不要でポイントが貯まり、その貯まったポイントでグリーン車を利用できるお得なプログラムもあります。
これはグリーンプログラムと呼ばれるもので、普通車指定席の料金で以下のようにポイントでグリーン車を利用できます。
列車 | ポイント数 |
---|---|
のぞみ号 | 1,000ポイント |
ひかり号 | 800ポイント |
こだま号 | 600ポイント |
利用区間ごとの獲得ポイント数
グリーンプログラムのポイントは区間によって以下のように付与されます。
区間 | 1乗車あたりのポイント数 |
---|---|
東京⇔新大阪 | 90ポイント |
東京⇔広島 | 130ポイント |
東京⇔博多 | 150ポイント |
エクスプレス予約は、お得にグリーン車にも乗れるので、新幹線を利用する方にはおすすめのサービスですね。ただしプラスEX会員と一部の法人会員はこのサービスの対象外となっていますのでご注意ください。
エクスプレス予約は窓口で切符を買うよりも便利でお得がいっぱい
いつでも割引価格で新幹線に乗れるエクスプレス予約についてご紹介してきました。東海道・山陽新幹線を年に何度か利用するという方は、年会費1,100円を差し引いてもお得になる可能性が高いサービスです。
金額的なことを置いておいたとしても、いつでもどこでもチケットを予約できる便利さや、1か月前から当日の乗車直前まで何度でも無料で予約の変更ができること、カードやスマホをチケット代わりにして改札を通れることなど、メリットがたくさんあります。
対応のカード会社が限られており、場合によっては新たにクレジットカードを作らなければならないという点が少し面倒かもしれませんが、長期的に見ればお得感が出てくる方も多いはずです。新幹線に乗る機会がある程度あるならば、一度検討してみてはいかがでしょうか?