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自動車税は電子マネーnanaco(ナナコ)で支払えばお得
投稿日時:2020.05.20
車を所有している人にとって、毎年必ずやってくる高額な自動車税の支払いは憂鬱なものですよね。
しかし実はこの自動車税の支払い、電子マネーのnanaco利用でポイントを獲得できる絶好のチャンスなんですよ。同じことなら少しでもお得に納税しましょう。
これから自動車税をnanacoで支払ってポイント還元する方法と、そのために必要なおすすめのクレジットカードについて解説します。
自動車税は電子マネーnanacoで支払えばポイントを獲得できる
自動車税額は約3~6万円と一度にまとめて支払う金額としては高額な部類で、年に一度とは言っても負担に感じる方は多いでしょう。
それでも大半の方が毎年現金で納税していますが、実はセブン-イレブンでnanacoを使って納める方が絶対にお得になります。

というのも、この方法なら納税額に応じてポイントが貯まるからです。これからその方法について詳しくご説明しましょう。
セブン-イレブンでの収納代行にはnanacoが使える
今回ご紹介する自動車税の納付方法には、「セブン-イレブン収納代行サービス」と「電子マネーnanaco」を使用します。
収納代行サービスとは公共料金などの支払い方法で、バーコードのついた払込票を持参すれば、全国のセブン-イレブンのレジで自動車税を支払うことができます。
収納代行サービスなら、ネット通販もクレジットカードなしで利用できます。
セブン-イレブン収納代行サービス
- 通販の代金
- 公共料金
- 国民年金保険料
- 自動車税など各種税金
- 支払い方法:現金、電子マネーnanaco
nanacoについてはどなたもよくご存知ですよね。これはセブン-イレブンやイトーヨーカドーで使える、プリペイド式の電子マネーです。nanacoにはカードタイプとモバイルタイプの2種類があります。
nanacoにチャージしてポイントを貯める
しかしセブン-イレブン収納代行サービスでnanacoを使って自動車税を納めても、実はnanacoポイントは貯まりません。そもそも収納代行サービスはポイント付与の対象外だからです。
自動車税の支払いで獲得できるのは、nanacoへのクレジットチャージで貯まるカードポイントなのです。
ポイントが貯まるクレジットカードでチャージしたnanacoで自動車税を納めてこそ、初めてポイントを獲得できる訳です。
クレジットカード納税でもポイントが貯まる
でもこれって随分まどろっこしい方法ですよね。nanacoなど使わず、直接クレジットカードで納税した方がいいと思った方も多いでしょう。
確かに多くの自治体では自動車税をクレジットカードで納めることができますし、勿論この方法でもポイントが貯まります。
自動車税のクレジットカード納付
- 対象:専用サイトを持つ自治体
- Yahoo!公金支払い対応の自治体
- 支払い方法:インターネットで手続き
ただしあらゆる自治体がクレジットカード納税に対応している訳ではないですし、しかも自動車税をカードで支払うと「決済手数料」がかかるのです。
というのも通常のショッピングとは違って、税金については納税者側が決済手数料を負担することになっているからです。
お住まいの自治体が対応していなければクレジットカードでは納付できないですし、できる場合も決済手数料の自己負担というデメリットがあるのです。
決済手数料が多ければ損する可能性もある
クレジットカード納税の決済手数料は、自治体によって設定が異なります。
例えば大阪府の場合は自動車税の納付一件につき一律税込330円ですが、東京都は納税額によって決済手数料の額が変動(税込80円~)します。
例えば34,500円の自動車税を、決済手数料が一律330円(税込)の自治体で納付した場合を考えてみましょう。
| 使用するカードの還元率 | 獲得ポイント数 | 差額 (獲得ポイント-手数料) |
|---|---|---|
| 還元率1% | 345ポイント | +15円(345円分-330円) |
| 還元率0.5% | 172ポイント | -158円(172円分-330円) |
この試算の結果、還元率が1%以上の高還元クレジットカードを使えば、15円分得できることがわかります。
しかし還元率0.5%のクレジットカードで直接自動車税を納めれば、158円分の持ち出しになってしまいます。
しかしnanaco納税なら殆どの自治体で可能ですし、このような決済手数料がかからないのでポイントを満額獲得できます。
少々手間がかかってもnanacoでの自動車税納付をおすすめするのには、このような理由があるのです。
電子マネーnanacoで自動車税をお得に支払う3つのポイント
nanacoでの自動車税をお得に支払う3つのポイントをご紹介します。
- ①nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードを選ぶ
- ②5万円以上の納税には『センターお預かり』を利用する
- ③nanacoを発行手数料無料で入手する
それぞれについて、以下に詳しくご説明しましょう。
①最重要!ポイントが貯まるのはセブンカード・プラスだけ
電子マネーnanacoで自動車税を納付する際に最も重要なことは、nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードを選ぶことです。
クレジットカード選びを間違えると、自動車税納付では1ポイントも獲得することができません。
ここで注意せねばならないのは、nanacoチャージでポイントが付与されるクレジットカードが極めて限定されるということです。
2020年3月12日にnanacoへチャージできるクレジットカードは※セブンカードのみとなりました。
※現時点でnanacoに紐付いたリクルートカードについては有効期限まで従来の条件でチャージ可
セブンカード・プラスは、今や自動車税の納付でポイントの貯まるクレジットカードとしてとても貴重な存在です。
もしもこれ以外のクレジットカードでチャージしたnanacoを使うとしたら、どれだけ多額の自動車税を支払っても1ポイントも貯まりません。
セブンカードプラスの基本の還元率は0.5%で、nanacoにも200円チャージするごとに1ポイント貯まります。
貯まるのはnanacoポイントで、1ポイント=1円分のnanacoとして使えます。もちろんこれで自動車税の納付も可能ですよ。
②最大5万円を『センターお預かり』にする方法
ところでnanacoのチャージ上限額は5万円ですが、もしも自動車税の納税額が5万円を超えてしまったらどうすればよいのでしょう?
そこでぜひ知っておいてほしいのが、『センターお預かり』というnanaco独自のシステムです。
nanacoにクレジットチャージをすると、そのお金は直接nanacoに入金されるのではなく、一時的に『センターお預かり分』という形でキープされます。
そしてこの『センターお預かり分』は、セブン銀行ATMやセブンイレブンなどの店舗レジで残高確認することで、初めてnanacoに反映される仕組みになっているのです。

以下のように2段階に分けてチャージすれば、nanacoで使える金額を5万円から最大10万円まで増やすことが可能です。
- 1.nanacoに合計5万円分クレジットチャージする
- 2.セブン銀行ATMやセブンイレブンで残高確認を行う
- 3.再度nanacoに合計5万円分クレジットチャージする
nanacoチャージ上限額を最大10万円にできる
なおnanacoの1回あたりのチャージ額は1日あたり(0:00~23:59)3万円が上限ですので、1.と3.の5万円チャージは必ず2日に分けて行ってください。当日中に3万円以上をチャージしようとすると、エラーが出て先に進めません。
さてこうやってチャージが済むと、5万円は『センターお預かり分』に計上されます。そしてこの状態でセブン-イレブンもしくはセブン銀行ATMへ行き、残高確認を行います。
残高確認が済めばnanacoに入金されてセンターお預かり分には空きができるので、そこに再度5万円をチャージします。これでnanaco残高+『センターお預かり分』=合計10万円になりました。
これで10万円までの自動車税ならまとめて支払えますね。なお納付時にはレジで再度「残高確認」して入金を反映させてください。
モバイルnanacoでチャージすると即時反映
ただしnanacoのスマホアプリ版『モバイルnanaco』については注意が必要です。というのもアプリでは『センターお預かり分』が発生せず、クレジットチャージすると即入金が反映されてしまうからです。
なので5万円以上をまとめて支払う場合は、2度目のチャージはアプリからではなくnanacoサイトから行う必要があります。
- 1.アプリで合計5万円チャージ(即時反映)
- 2.nanacoサイトで合計5万円チャージ(センターお預かり分)
アプリチャージ分は即時反映されますが、後でnanacoサイトにログインしてチャージした5万円についてはセンターお預かり分となります。5万円以上を支払う場合は、さっきと同様レジで残高確認してもらいましょう。
複数のnanacoで20万まで支払える
他にもnanacoで5万円以上の支払いをする方法としては、nanacoカードを複数枚使う方法もあります。nanacoカードは特に枚数制限がないため、この方法なら10万円以上の支払いも不可能ではありません。
ただし1つのnanacoには1枚のクレジットカードしか紐付けれないという制約があるため、まとめて納税するにはnanacoと同じ枚数分のクレジットカードを用意しなくてはなりません。
セブンカードプラスはnanaco一帯型とnanaco紐づけ型をそれぞれ選べますから、nanaco一帯型1枚とnanaco紐づけ型1枚を選んで、1枚はnanacoモバイルに紐づけしてみてもいいかもしれませんね。
セブンカードプラスは年会費が無料ですから、2枚持ちしてもコストは一切かかりませんし、無料でnanacoを2枚手に入れられます。
オートチャージで最大13万円まで支払える

しかしnanacoのオートチャージ機能を利用すれば、1枚のクレジットカードで最大13万円の支払いにも対応できるようになります。
オートチャージとは自動入金のことです。オートチャージ設定後はnanaco残高が一定額以下になると自動的に入金され、その都度チャージする手間が省けてとても便利です。
そしてオートチャージが実行される残高と入金額は、それぞれ以下の範囲内で自由に設定できます。
・実行残高:1,000円~20,000円
・チャージ金額:5,000円~30,000円
オートチャージできる金額の上限は30,000円ですので、以下の要領で上限一杯まで設定&チャージします。
- 1.nanacoオートチャージ額を3万円に設定
- 2.nanacoに合計5万円分クレジットチャージする
- 3.セブン銀行ATMやセブンイレブンで残高確認を行う
- 4.再びnanacoに合計5万円分クレジットチャージする
この状態でセブン-イレブンのレジに行けば、最大13万円(残高5万円+センターお預かり分5万円+オートチャージ分3万円)まで支払うことができます。
オートチャージはいつでもnanaco会員メニューかnanacoモバイルアプリで設定できますし、nanaco一体型のセブンカード・プラスなら申し込みと同時に登録できます。
③発行手数料300円のnanacoを無料で手に入れる
nanacoカードは無料ではなく、通常300円(税抜)の発行手数料がかかることも忘れてはいけません。自動車税の支払いのために初めてnanacoカードをつくる方にとって、少額とはいえ無駄な出費に感じられてしまいますよね。
しかしこの出費は節約できるんですよ。実はnanacoを発行手数料無料で手に入れる方法があるのです。
nanacoを無料で手に入れる3つの方法
- 1.セブンカードプラスに入会する
- 2.イトーヨーカドーでハッピーデーにnanacoカードを発行(1,000円チャージが条件)
- 3.無料スマホアプリ『nanacoモバイル』を利用する
イトーヨーカドーでは、毎月8のつく日をハッピーデーとして優待セールを開催しています。そしてその特典の1つとして、nanacoカードの発行手数料が無料になるのです。条件はその場での1,000円チャージです。
もう1つはスマホアプリ『nanacoモバイル』を利用する方法です。『nanacoモバイル』は、おサイフケータイ対応のスマホでnanacoを利用できるアプリで、ダウンロードも利用も完全無料です。
nanacoモバイルは、利用状況の確認やクレジットチャージがスマホで完結できてとても便利ですよ。
nanaco一体型セブンカードプラスがおすすめ
セブンカードプラスはnanaco一体型とnanaco紐付け型の2タイプがあるので、入会時に一体型の方を選べばOK。これでクレジットカードとnanacoが両方一度に手に入ります。
紐づけ型を選択して、無料のnanacoモバイルに紐づけしてもいいですね。
一体型も分離型もクレジット決済ではnanacoポイントが貯まるので、貯まったポイントをそのまま搭載・連携するnanacoにチャージできるのが便利です。
セブン&アイグループでの利用はポイント2倍ですし、8のつく日はイトーヨーカドーで5%OFFなど、豊富な優待も魅力のカードです。
自動車税をnanacoで支払いする時の注意点
では最後に、自動車税のnanaco支払いに関して、1点だけ注意点がありますので、ご紹介しておきましょう。
nanaco付クロネコメンバーズカードはクレジットチャージできない
nanacoを無料で手に入れる手段の1つに、nanaco付きのクロネコメンバーズカードを作る方法がありますが、nanaco付きクロネコメンバーズカードは、クレジットカードチャージに対応していません。

nanaco納税は、セブンイレブンで納税する際ポイントが貯まるわけではなく、nanacoへクレジットチャージする事で獲得できるポイント分が還元されるのですから、クレジットチャージできない時点で何の得にもなりません。
やはり、nanacoで自動車税を納税するならセブンカードプラスへの入会一択ですね。
nanacoの他にも、自動車税はWAONでも払えますし、FamiPayでも払えます。自動車税をお得に支払う方法をご紹介した記事もございますので是非ご覧いただき、自動車税納税でお得にポイントを獲得しましょう。
自動車税以外にも応用可能!nanacoでお得にポイント貯めよう
自動車税という避けられない高額な支払いも、大量ポイント獲得のチャンスだと思えば少し気の持ちようが変わるのではないでしょうか。
セブンイレブンでの収納代行サービスは、各種税金や多くの公共料金にも対応しています。つまり収納代行とnanaco払いのテクニックは、自動車税以外でも使える訳ですね。
nanacoチャージでポイントが貯まるカードはセブンカード・プラスのみですが、あなたもぜひこのカードを手に入れて、効率よくポイントを貯めてください。













