クレジットカード保険
クレジットカードのシートベルト保険!補償内容と付帯カードを紹介
投稿日時:2020.01.09
「シートベルト保険」というものをご存知ですか?これは、車に乗っていて事故に遭った際にシートベルトをしていれば、補償が受けられるという保険です。
シートベルト着用義務化という法整備に伴って、続々と廃止になっているシートベルト保険ですが、まだこの保険が付帯しているクレジットカードも数少ないながらもあるんです。
今回は、そんなシートベルト保険が付いているクレジットカードをご紹介します。車に乗る機会の多い方は要チェックですよ!
シートベルト保険ってどんなもの?補償されないケースも知っておこう
シートベルト保険付帯のクレジットカードをご紹介する前に、まずはシートベルト保険とは何かということについて確認しておきましょう。
シートベルト保険とは、自動車に乗っているときの事故で、死亡や高度障害となってしまった場合に補償が受けられるという保険です。
シートベルト保険は、シートベルトを着用していれば、自動で適用されます。
基本的にクレジットカードのシートベルト保険は自動付帯となっており、改めて手続きをする必要もありませんし、別途保険料を支払う必要もありません。
つまり、車に乗る際にシートベルトを着用してさえいれば、事故に遭ったときに自動的に適用されるのがシートベルト保険というわけなのです。
シートベルト保険が適用されないケースとは?
とはいえ、シートベルトをしていても、保険が適用されないケースもあります。後に詳しくご紹介しますが、ライフカードに付帯するシートベルト保険を例にとって、対象外となる事例を確認しておきましょう。
具体的には、以下のようなケースがシートベルト保険の対象外となります。
- 被保険者や受取人の重大な過失による事故やケガ
- 被保険者の犯罪行為、酒気帯び運転、無資格運転中の事故やケガ
- 被保険者の脳疾患、疾病、心神喪失による事故やケガ
- 地震・噴火またはこれらによる津波による事故やケガ
- 海外で起きた事故やケガ 等
減り続けるシートベルト保険
ここまでお伝えしてきたのが、シートベルト保険の概要です。以前はもっと多くのクレジットカードにシートベルト保険がついていたものですが、今となっては次章にご紹介する3種類のクレジットカードのみとなってしまっています。
シートベルト保険が廃れてきた事情としては、道路交通法の改正で全座席のシートベルト着用が義務化されたことが挙げられます。
若い人はご存知ないかもしれませんが、かつてシートベルトは努力義務でした。着けていなくても罰則がなかったため、シートベルトが習慣となっている人は少なく、着用率を上げるためにシートベルト保険ができたわけです。
しかし、シートベルトが義務化されて着用する人が増えたことから、わざわざシートベルト保険を付帯することに魅力がなくなってきたために、多くのクレジットカードから外されていったというわけなのです。
逆に考えれば、シートベルトを当たり前に着用している人にとっては、普段通りに車に乗るだけで万一のときの補償が増えるわけですから、ありがたい保険とも言えますね。
手厚いシートベルト保険付帯のMAZDA m’z カードも募集終了
自動車メーカーのマツダの提携カード「MAZDA m’z カード(マツダエムズカード)」というクレジットカードは、年会費1,350円で最高1,000万円(ゴールド会員は2,000万円)のシートベルト保険が自動付帯しています。
しかし、残念ながらMAZDA m’z カードは2007年6月に新規会員の募集を終了し、今から申し込むことはできません。現在申し込み可能なのは「マツダm’zPLUSカード」ですが、こちらにはシートベルト保険がついていません。
2007年6月よりも前にMAZDA m’z カードに入会済みの方は、今後も、万が一の場合この大変充実したシートベルト保険が適用されます。
しかし、そうでない方でクレジットカードにシートベルト保険を付けたい場合は、以下にご紹介する3種類のカードのいずれかを選ばなければなりません。
シートベルト保険が付帯しているクレジットカード3種類をご紹介!
では、ここからは、シートベルト保険が付帯しているクレジットカードを紹介していきます。クレジットカードの特徴に加えて、シートベルト保険の内容についてもご紹介していきますね。
シートベルト保険と旅行保険が自動付帯!旅行傷害保険付きライフカード
まず、先にも触れたライフカードからご紹介します。
「サンクスプレゼント」というポイントプログラムが利用できたり、海外旅行の時には海外アシスタンスサービス「LIFE DESK(日本語サービス)」を利用できたりと、一般的なクレジットカードとして過不足のない1枚です。
誕生月はポイント3倍(還元率1.5%)になり、利用金額に応じて還元率が上がる仕組みとなっています。
では、ライフカードに付帯するシートベルト保険について、詳しく内容を見てみましょう。
200万円のシートベルト保険が自動付帯!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補償内容 | 死亡・重度後遺障害:最高200万円 |
| 対象となる重度後遺障害 | ・両眼が失明したもの ・咀嚼機能を失ったもの ・言語機能を全く失ったもの ・その他身体の重度な障害により、 一生涯、常時介護を要するもの |
| 補償期間 | シートベルト着用中の事故日から、 その日を含めて180日以内 |
このように、亡くなるかとても重度な後遺症が残ってしまった場合について、保険金を受け取ることができます。
また、ライフカードはとてもいろんな種類がありますが、シートベルト保険が付帯するのは以下のライフカードのみです。
- ライフカード<旅行傷害保険付き>(JCB、VISA、MasterCard)
- トッピングカード
- ライフカード Stella
- petit milady CARD
- ライフカードゴールド
これ以外のライフカードには、シートベルト保険が付いていませんのでご注意ください。
| 年会費 | ・初年度無料 ・次年度以降1,250円(税抜) |
|---|---|
| スペック |
・最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯 ・最高1,000万円の国内旅行傷害保険が自動付帯 ・最高200万円のシートベルト傷害保険が自動付帯 ・海外アシスタンスサービス「LIFE DESK(日本語サービス)」 ・誕生月ポイント3倍(還元率1.5% |
サービス充実度で選ぶならライフカードゴールド
シートベルト保険が付帯するライフカードシリーズの中から、もう一枚ご紹介しておきたいのが、ライフカードゴールドです。
ライフカードゴールドはライフカードシリーズの中でも最高ランクに位置するカードで、サービスの充実度が非常に高い1枚となっています。
シートベルト保険に関しては他のライフカードと同じ補償内容となっていますが、旅行保険の補償額が最高1億円とグッと高額になっているのに加えて、ショッピング保険もプラスされています。
また、空港ラウンジサービスやゴールド会員専用デスクと言った、ゴールドカードならではの特典が備わっているのも魅力です。
年会費は10,000円(税別)と高めではありますが、より上質かつ充実のサービスが利用できるクレジットカードを選びたいという方には、おすすめの1枚です。
上級カードを持ちたいけれど審査が不安をいう方にもおすすめですし、ゴールドカードにも関わらず還元率が高い為、実利派の方にもおすすめの1枚ですよ。
| 年会費 | 10,000円(税別) |
|---|---|
| スペック |
・最高1億円の海外旅行傷害保険が自動付帯 ・最高1億円の国内旅行傷害保険が自動付帯 ・最高200万円のショッピングガード保険が自動付帯 ・最高200万円のシートベルト保険が自動付帯 ・空港ラウンジサービス付帯 ・ロードサービス付帯 ・ゴールド会員専用LIFE CARD GOLDデスクを利用可能 ・弁護士無料相談サービス付帯(初回1回のみ・1時間) ・海外アシスタンスサービス「LIFE DESK(日本語サービス)」 ・誕生月ポイント3倍(還元率1.5%) |
ブリヂストンのカードも200万円のシートベルト保険
次にご紹介するのは、「ブリヂストン カーライフサポートカード」です。
自動車のタイヤメーカーとして知られるブリヂストンですから、ロードサービスや無料安全点検等、カーライフをサポートする特典のついたカードを提供しており、その中の1種類にはシートベルト保険が付いているのです。
ブリヂストン カーライフサポートカードには、カード会社や国際ブランド別に5種類ありますが、シートベルト保険がついているのはセディナMasterのみとなっています。
ポイントに応じてガソリン代や高速料金等からキャッシュバックが受けられる「お油割くん」というサービスもついているので、車に乗る機会の多い方にはとってもお得でうれしいクレジットカードです。
シートベルト保険については、死亡または重度後遺障害に対して最大200万円が支払われます。保険内容としてはライフカードと同様ですが、カードの利用実績があることも、条件となります。

| 年会費 | 初年度無料、次年度以降1,250円(税抜) (5万円以上のカード利用で次年度無料) |
|---|---|
| スペック |
・最大200万円のシートベルト保険が自動付帯 ・無料安全点検 ・ロードサービス ・ロードサービス後のアフターフォロー(宿泊費等)サービス ・「お湯割くん」で最大1%キャッシュバック ・入会時に10ポイント(10万円分)プレゼント |
スズキカードのシートベルト保険は最高500万円
最後にご紹介するのは、自動車メーカーのスズキとセディナの提携カードである「SUZUKI CARD(スズキカード)」です。キャッシュバックコースかポイントコースを選択することができ、ロードサービスやアフターフォローサービスが付帯する、カーライフを充実させられる1枚です。
国内・海外旅行傷害保険やパッケージツアーの割引など、旅に関する特典もたくさんついています。
シートベルト保険は最大500万円まで補償されますので、今回ご紹介する中で最も手厚い保険内容となっています。
今回ご紹介した3種類のカードは、どれも同じ年会費(初年度無料、次年度以降1,250円)です。しかし、このスズキカードのシートベルト保険だけは、最高500万円までの補償となっています。
シートベルト保険で選ぶなら、スズキカードが一番お得と言えますね。

| 年会費 | 初年度無料、次年度以降1,250円(税抜) |
|---|---|
| スペック |
・スズキポイントサービス ・WキャッシュバックコースかWポイントコースから選択可能 ・セディナトラベルデスクのツアー割引等が利用可能 ・国内外のホテルが最大90%OFFなどのCFクラブオフが利用可能 ・セディナ海外デスクが利用可能 ・CFスーパーロードサービス付帯 ・最高500万円のシートベルト保険が自動付帯 ・最高150万円のショッピング保険が自動付帯 ・最高1,000万円の国内旅行傷害保険が利用付帯 ・最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯 |
万一の時、シートベルト保険付きのクレジットカードが役に立つかも
今回は、あまり知られていないであろうシートベルト保険付帯のクレジットカードを、3種類ご紹介しました。
自動車に日常的に乗る方は、このシートベルト保険だけでは心もとないですから、自動車保険にも別途加入することをオススメしますが、万が一の事故の場合、クレジットカード付帯のシートベルト保険で補償の上乗せがされれば助かります。
これらのカードを持つ場合は、ご家族の方にもカードにシートベルト保険がついていることを知らせておくことも大切ですね。もちろん、車に乗るときはどの座席でも必ずシートベルトを着用することも、お忘れなく!








