ETCカード
  				ETCカードの挿し忘れにはご用心!重大事故が起きる原因に!?
  			
        
                  投稿日時:2019.04.11
ETCカードを車載器に挿し忘れると、どうなると思われますか?ETCカードを利用する道路は基本的に高速道路ですよね。
ただでさえ危険な高速道路のETCレーンで、開閉バーが開かなくて急ブレーキを踏んでしまったら・・後続車両との追突事故の可能性は高くなります。
その他にもETCカードの挿し忘れに気づいて、運転しながらカードを挿入しようと目をそらすと・・高速道路の路肩に駐車してETCカードを挿し込んでいる間に、トラックに激突なんて事態も十分予想されるのです。
そこで重大事故を予防するためにも、ETCカードを挿し忘れた時の対処法や、車載器からのアナウンスの確認方法などを詳しくお伝えしたいと思います。
ETCカードの挿し忘れには2つのパターンがある!挿し忘れるとどうなる!?
ETCカードを挿し忘れるパターンを分けると、2つのパターンに分かれます。1つは初めから挿し忘れているパターン、もう一つはサービスエリアで挿し忘れるパターンです。
どのようなことなのか、内容を詳しく解説した上で対処法もお伝えしておきますね。
パターン1:車に乗った時にETCカードを挿し忘れている
車に乗った時点で、ETCカードを挿し忘れているパターンが最も多いですね。
- 高速道路を利用する予定でなかったから
 - ETCカードを家に忘れていたから
 - 滅多に車を運転しないので、ETCカードのことを忘れていた
 
ETCカードを挿し忘れる原因をたずねると、多くの方がこのような回答をされています。確かに納得できる内容の回答ですよね。しかし、挿し忘れたまま高速道路に進入すると、とても危険な状態になってしまうことは理解しておいてください。
パターン1の挿し忘れを解決する方法 車載器のアナウンスを聞く
当たり前のことですが、車に乗った時には先ずエンジンをかけますよね。車載器にETCカードが挿入されていなければ「ETCカードが挿入されていません」とアナウンスが流れます。
車載器のメーカーによって若干異なる場合がありますが、ニュアンスは同じです。通常であればこのアナウンスに気が付いて、「あっ!ETCカード忘れてた」と、改めてETCカードを挿入することができます。
ETC車載器からのアナウンスを聞きもらしている原因は、この4つが考えられます。
- 音声対応の車載器でない
 - ETC車載器の音量を0もしくは1にしている
 - アナウンスを真剣に聞いていない
 - カーステレオやラジオのボリュームが大きくて聞こえていない
 
車に乗ってエンジンをかけたら、ETC車載器からのアナウンスに注意することでETCカードの挿し忘れを防ぐことができますよ。
パターン2:サービスエリアで一旦ETCカードを抜いていた
高速道路のドライブでの楽しみの一つは、サービスエリアでの休憩ですよね。ご当地グルメが食べれたり、愛犬と一緒の場合はドックランで愛犬とリフレッシュすると、運転の疲れが癒されますよね。
そんな楽しいサービスエリアの休憩時に、ETCカードを皆んさんはどのようにしていますか?
- 1:車載機に挿したまま休憩する
 - 2:車載機からETCカードを取り出して休憩する
 
本来の正しい方法は「2:車載機からETCカードを取り出して休憩する」なのです。やはり車上荒らしなどの盗難防止には、一旦ETCカードは車載器から取り出して保管する方が安全ですからね。
ですが、車に戻った時にETCカードを挿し忘れることは良くあることです。
パターン2の挿し忘れを解決する方法 パターン1と同じ
パターン2で挿し忘れた際の対処法もパターン1と同様に、車載器からのアナウンスを聞くことが有効となります。内容は先のパターン1の解決法をご覧くださいね。
ETCカードの挿し忘れは、車載器と受信機のランプでも確認できる
ETCカードの挿し忘れは車載器からのアナウンスだけでなく、車載器と受信機のランプの色で判別することができます。
車載器のランプの確認

受信機のランプの確認

上記の写真のETC車載器は「三菱重工 MOBE-700」を例に撮影してありますが、基本的に他のメーカーも同様のランプになっているはずです。
ETC車載器本体ののトラブルを確認することもできますので、写真のような2ピースタイプのETC車載器の場合、受信機のランプを確認するのがよいでしょう。
ETCカードを挿入しているにも関わらず、受信機のランプが点灯していないと車載器本体の故障が考えられますからね。
パターン1・2とも料金所の手前では必ず確認することができる
ETCカードの挿し忘れパターン1、パターン2の両方とも、実は料金所の手前にある「お知らせアンテナ」からETCカードが未挿入であることを教えてくれるのです。
車載器のアナウンスを聞くのが重要 カーステやラジオの音量は下げる
現在ではほとんどの高速道路の料金所の手前に「お知らせアンテナ」が設置されていて、ETCカードを未挿入のままETCレーンに進入しないよう、アナウンスされるようになっています。
- カーステレオやラジオを大音量で流している
 - おしゃべりに夢中でアナウンスを聞いていない
 - 料金所の手前ではETCカードの有無を気にしよう
 
料金所の手前では、常にETC車載器からのアナウンスを注意するようにしましょう。また、先ほど写真で説明した、受信機のランプを確認するのもいいですよ。
「お知らせアンテナ」からのアナウンスで、料金所手前でETCカードの未挿入に気が付いた時は、安全な場所に停車してからETCカードを挿入してくださいね。もしも、安全に停車する場所がない場合は仕方がないので、一般レーンを通行しましょう。
ETCカードを挿し忘れたままETCレーンを通行 料金は必ず支払う
ETCカードを挿し忘れたまま、ETCレーンを通行した場合どうなるのでしょう?入口で進入した場合は出口で料金を支払いを行います。
先のパターン2のサービスエリアで挿し忘れた場合は、出口を通過してしまうこととなりますので、少し面倒な手続きが必要となりますよ。
入口でETCカードを挿し忘れて進入してしまったら 出口で清算
このような理由でETCレーン入口をETCカード未挿入で進入してしまったら、出口では必ず一般レーンを利用してください。
- 開閉バーが開かなかったけど止まることができなかった
 - 開閉バーが設置されていないETCレーンだった
 
入口の場合は出口で下記の行動が必要となり、清算までに時間がかかってしまい、後続車両に大きな迷惑をかけ、さらには渋滞の原因を作る結果となりかねません。
- ETCカードを挿し忘れて入口を進入してしまった
 - 出口は必ず一般レーンを利用する
 - 係員に事情を説明しないといけない
 - 侵入した料金所名も必要となる
 - 確認に時間がかかるので要注意
 
できるだけこのようなことが無いよう、ETCカードの挿し忘れには気を付けたいですね。
出口でETCカードを挿し忘れて通過した場合 道路会社に電話が必要
今度は出口でETCカード未挿入のまま通過した場合ですが、この場合は利用した高速道路会社へ連絡しないといけません。
- 高速道路会社のお客様センターに電話する
 - ETCカード番号・有効期限・車両番号・車両の特徴を伝える
 - 連絡しない場合不正通行になり最悪3倍の料金が請求される
 
出口で「なにも言われなかったから、このままでいいや」と思ってはダメです。結局、高速道路料金を支払っていないので不正通行とみなされ、最悪の場合は通行料金の3倍の金額を請求される可能性もありますからね。
料金所・ETCレーンには「Nシステム」が設置されている
無人の料金所でも有人の料金所でも、犯罪捜査に利用される「Nシステム」が設置されているのをご存知ですか?仮に無人のETCレーンをETCカードを挿し忘れて通過しても、Nシステムに車両から運転者の顔までしっかり映っているのです。
現在、各道路会社では不正通行防止に力をいれています。これまででも警察と連携して「道路整備特別措置法違反(不正通行)」で逮捕された事例も沢山ありますよ。
誤って通過したとしても料金を支払わないと不正通行となりますので、ETCカードの挿し忘れにはくれぐれもご注意ください。
ETCカードを挿し忘れてバーが開かない!やっていはいけない行動
ETCカードを挿し忘れてETCレーンに進入すると、開閉バーは当然ですが開きません。その時に、焦ってしまってやってはいけない行動がありますので、それをお伝えしておきましょう。
急ブレーキを踏む
後続車との接触事故に繋がる可能性が高くなるので、急ブレーキを踏むのは避けましょう。ETCレーンでの走行時速は「20km」と定められています。
これはブレーキを踏んでも直ぐに止まれる速度となっているのです。20km以上だと急ブレーキとなり、後続車との車間距離が十分でない場合接触事故となる可能性があります。時速20Kmの法定速度は、守るようにしてくださいね。
勝手にバックする
開閉バーの手前で上手く止まれたとしても、勝手にバックするのは止めましょう。後続車両はそのまま直進するものと思っていますから、バックされると対応をとることが非常に難しい状況になってきます。
万一、後続車両と接触した時の事故の過失割合は、確実にバックした方が高くなりますよ。
- 停車したら直ぐにハザードランプを点滅させる
 - 運転席側に設置されているインターホンで係員に知らせる
 - 係員の指示通りに行動する
 
この行動を守って頂けると、事故にならず安全にレーンを通過することができますからね。
ETCカードの挿し忘れによる料金未払い ETCカードで精算できる
万一、ETCカードを挿し忘れて料金が未払いとなった場合でも、これからご説明する手順で、ETCカードで清算することができます。
本当は当日、しかも通過した直ぐ後に清算するのがベストですが、用事があっての高速道路利用ですから、道路会社もそこまでは厳しくありませんよ。
料金未払いの清算は翌日には行う 次の情報を用意しておこう
先にも既に少し触れていますが、ETCカードを挿し忘れて料金が未払いとなった場合は利用した高速道路会社に次の情報を伝える必要があります。
伝えるのは直後でなくても大丈夫ですが、最低でも翌日には連絡はしておきましょう。
- 1:通行日時
 - 2:通行した入口・出口
 - 3:通行の料金所レーン(ETC専用レーン、右から○番目など)
 - 4:ETCカード番号・有効期限(月/年)
 - 5:車種・車名・車の色・車両情報(ナンバープレート番号)
 - 6:名前と電話番号
 
これだけの情報が必要となりますから、時間が経つと忘れてしまいますからね。できるだけ早い方がよいですよ。
出口の料金所情報は必ず必要となりますので、未払いで通過した場合はメモするなりして忘れないようにしておくことが重要となります。
郵送や料金所・営業所での支払いも可能 必要な情報は同じ
先の手順を行えば手持ちのETCカードで支払うことができますが、現金での支払いや料金所や営業所での支払いも可能となっています。
ですが、ほとんどの場合先の電話連絡の方法をとるでしょう。現金の場合は現金書留で送る必要がありますし、わざわざ料金所や営業所に足を運ぶ人も少ないでしょうからね。
ETCカードを挿し忘れると割引は効かない!挿し忘れに注意
ETCカードを挿し忘れた場合、ETCレーンに入るまでに気が付いて挿し直すことができれば一番いいのですが、そうでない場合はとても損をしてしまいます。
ETCカードを認証してこそETC割引が適用されるので、そうでない場合は割引は適用されず現金利用と同じ高い料金を支払うこととなります。
さらに、支払いを伸ばしていると不正通行とみなされて、督促状などが送られてきて犯罪者扱いされることになるかも知れません。
そうならない為にも、ETCカードの挿し忘れには十分注意して、記事内の対策を実行するようにしてくださいね。


    
    
          
          
          
          
          
          
          


          
  
  
  
  
  
  
              
              
              
              
              
              

