クレジットカードお役立ち情報
クレジットカードの弁護士特約なら低価格で被害に備えられる
投稿日時:2020.09.02
普通に暮らしているだけでも、思わぬトラブルに見舞われる可能性は誰にでもあります。
一人では対応できないようなトラブルだった場合、弁護士に相談できれば安心なのですが、気になるのは弁護士費用です。
トラブルにあっただけでも大変なのに、そこに弁護士費用が必要となると、まさに泣きっ面に蜂。できるだけ費用をかけずに、いい弁護士に相談したいと思うでしょう。
そんな時に役立つのが、クレジットカードの弁護士特約です。どのような条件で利用できるのか、保険料はいくらくらいなのか、弁護士費用を抑えるための弁護士特約について、詳しくご紹介します。
クレジットカードの弁護士特約とはどのようなサービスか
弁護士にはあまり縁のない生活をしている人がほとんどでしょう。ですから、弁護士特約と言われても、あまりピンとこない人が多いと思います。
弁護士特約は、弁護士保険と言い換えるとわかりやすいかもしれません。
毎月、一定額の保険料を払うことによって、何かあった時に弁護士費用を一部負担してもらう、クレジットカードのオプション保険です。
弁護士特約がついていないと負担が大きい
一口に弁護士費用といっても、色々な種類があり、最終的にはその総額をお支払いすることになります。こちらは、日本弁護士連合会の報酬アンケートから見た、大体の弁護士費用の内容や金額の目安です。
- 法律相談料:相談するのにかかる費用(5千円~1万円)
- 着手金:仕事を始めるにあたって支払うお金。不成功になっても戻ってこない。(10~20万円)
- 報酬金:頼んだ仕事が成功すれば払うお金(数十万円~)
- 手数料:書類作成等の費用
- 日当:出張等を伴う場合に払う1日あたりの報酬
- 実費:交通費、宿泊費等、実際にかかったお金
事件の大きさ、扱うお金の大きさにもよりますので、これよりもずっと高額になるケースももちろんあります。
自分が被害者になったのに、これだけの費用が必要となるというのはとても大変なことです。
しかし、クレジットカードの弁護士特約をつけておけば、費用の一部を負担してもらえます。
クレジットカードの個人賠償責任との違い
クレジットカードには様々な付帯保険があります。その中に、「個人賠償責任」という保険があります。
個人賠償責任があれば、弁護士特約をつけなくても良いのでは?と思うかもしれませんが、そもそもの補償の内容が違うのです。
個人賠償責任というのは、自分が加害者になった時に利用するものです。
- ホテルに泊まった時にうっかり室内の物を壊してしまった
- 自転車で人にぶつかって怪我をさせてしまった
など、自分が人や物に何らかの損害を与えた時に、その補償分を肩代わりしてくれるものです。
怪我をして入院した時などは、医療に関する補償はされることが多いですが、問題解決のための費用は補償されないでしょう。
また、自動車保険や火災保険など、他の特約でも何らかの特約がついているはずだけど、という方もいると思いますが、こちらも基本的には加害者になった時の補償です。
示談交渉などのオプションがついていたとしても、それは加害者になった時に利用するものであり、自分が被害者になった時に示談をしてくれるものではありません。
クレジットカードに弁護士特約をつけるメリット
クレジットカードの弁護士特約で補償してもらえるのは、自分が被害者になった時の法律相談から、弁護士の委任費用までです。
数十万円、時には100万円を超えるかもしれない弁護士費用を一部でも負担してもらえるのは助かります。
金銭的な負担が少なければ弁護士に解決を依頼できる
普段の生活の中で起こりうるトラブルというと、
- 自転車にぶつかられる
- 家の壁に落書きをされた
- 子供が学校でいじめれた
- 高いお金を出して購入した美術品が偽物だった
などが考えられますが、訴えたくても弁護士費用を考えると、泣き寝入りしてしまうケースが多いと思います。
特に最近は、自転車の事故が増えていますよね。万が一入院ということになった場合、治療費が保険で下りたとしても、仕事に行けなくなれば、その間の生活費などの補償も求めたいところです。
そんな時、弁護士特約がついていれば、相手方に対して、正当な要求ができるのではないでしょうか?
補償の範囲を考えて加入する
弁護士特約は、どんなトラブルでも補償してくれるわけではありません。補償の範囲が決まっています。
起こりうるトラブルをすべて想定することは難しいですが、弁護士特約についていない補償については、自動車保険や火災保険など、その他の保険に特約をつけておくことをおすすめします。
今一度、自分が加入している保険の特約を見てみましょう。
JCBの弁護士特約・弁護士費用サポートプラン
クレジットカード会社で、弁護士特約を扱っているところは、実はそれほど多くはありません。
弁護士相談が無料になるとか、弁護士を紹介してくれる特典はよく見かけるのですが、弁護士費用を補償してくれるのは、メジャーなカードの中では、今のところJCBが代表てなものでしょう。
ここでは、JCBの「弁護士費用サポートプラン」について詳しくご紹介しましょう。
毎月の保険料が格安でこの補償

弁護士費用の補償なんていうと、保険料が高いのでは?と心配になるかもしれませんが、実は格安なのです。
毎月たった330円で
- 法律相談費用:通算10万円限度、自己負担額1,000円
- 弁護士委任費用:通算200万円限度、自己負担割合10%
が補償されます。法律相談の相場は、5千円~1万円でしたね。例えば、1時間相談して1万円かかったとすると、自己負担額は1,000円ですから、9,000円分が保険から下りるということになります。
弁護士委任費用は、例えば100万円かかったとすると、自己負担割合が10%なので、10万円の支払い。90万円は保険から下ります。
月額300円程度の保険料でこれだけの補償がつくと、かなりお得感がありますね。
子供も補償対象になる
補償の対象は、基本的に加入している本人のみなのですが、会員が親権を持っている未成年、かつ、未婚の子供も対象になります。
補償の対象となるトラブル
自分が被害者になった場合とはいっても、補償の対象となるトラブルの範囲が決まっていますので、この点だけ注意してください。
被害事故
- 自転車にぶつかられて怪我をした
- 自宅の壁に落書きをされた
- 画廊で買った絵画が偽物だった
人格権被害
- 子供が学校でいじめにあって不登校になってしまった
- いわれもない誹謗中傷を受けて精神的苦痛を受けた
- ストーカー行為を受けている
こちらはほんの一例ですので、もし「こういう場合は対象になるかな?」と思うことがあれば、保険会社に相談してみましょう。
これは対象外!補償されないトラブル
以下のトラブルについては、補償の対象外となっていますので、気をつけましょう。
- 自動車または原動機付自転車による事故
- 借金の利息の過払い請求
- 医療ミスによる被害
- 騒音、振動、悪臭、日照不足による被害
- 借りている土地や建物に関する地代、賃料などについてのトラブル
特に、車は注意です。自転車による事故の被害は補償されますが、車や原付は対象外ということですね。
申し込みをした翌日から補償開始
被害事故に関しては、申し込みをした翌日(深夜0時)から補償が開始されます。保険料の振替は翌々月となりますが、もし何かあっても申し込み直後から補償してもらえるのはありがたいです。
ただし、人格権被害に関するトラブルについては、90日を経過した翌日からなので、およそ3ヶ月後からということになります。
弁護士特約以外にもメリットたくさん!おすすめJCBカード
もしこれからカードを作ろうと思っている方に、ぜひおすすめしたいカードを3枚ご紹介します。
弁護士特約をつける以外にも、様々なメリットのあるカードです。
39歳以下限定のお得なJCB CARD W
JCB CARD Wは39歳以下の方限定のハイスペックカードとして人気の1枚です。
年会費は無料なのに、ポイントが常に2倍以上(基本還元率1%)の超高還元カードとして大人気です。オリジナルシリーズパートナーで利用すると、さらにポイント還元率がアップします。
ネットショッピングの時には、OkiDokiランドを経由することで、ポイントは最大20倍にもなりますので、忘れずに経由しましょう。
入会自体は39歳までですが、もちろん40歳以降も使えますし、年会費はずっと無料です。年会費無料にも関わらず、旅行保険が付帯するなどスペックが高い点も魅力ですね。
女性に一押し!JCB CARD W plus L
上記のカードは性別問わず利用できますが、女性なら「JCB CARD W plus L」の方が何かとお得です。
毎月、お得なプレゼントに応募するのも楽しいですし、LINDAリーグに加入している企業の優待が受けられますよ。
女性のライフスタイルを考えて、クレジットカードを使うという以上のメリットを提供しているカードです。
その他の特典や加入条件は上記のカードと同じですので、申し込みは39歳まで、オンライン限定で年会費は無料です。
上位カードにもグレードアップできるJCBゴールド
年会費を払ってでも、海外旅行の保険や、グルメの優待サービスなど、一般カードとは一味違うワンランク上の特典が付いているカードがいい!という方は、こちらのゴールドカードがおすすめです。
最高で1億円の海外旅行傷害保険が付帯していますし(一部利用付帯)、世界で1,100カ所以上の空港ラウンジを32ドルで利用できる「ラウンジ・キー」サービスがついています。
全国の対象飲食店を20%OFFで楽しめるグルメ特典や人間ドックサービスなど年会費以上の価値ある特典が多数付帯する点も大きなメリットです。
年会費は10,000円(税別)ですが、オンライン入会なら初年度は無料です。ゴールドカードでありながら、最短当日発行、翌日には届きます。
加入できないカードもあるので注意
JCBにはたくさんの種類のクレジットカードがあるので、全てのカードがこの弁護士特約に加入できるわけではないのです。
- カード番号の最初の3桁が354、355で始まるカード
- 裏面にJCBのお問い合わせの記載があるカード
この2つの条件を満たしているカードが対象となるので、すでにJCBのカードをお持ちの方は、番号を確認してみてくださいね。
弁護士特約を付けられるクレジットカードは限られている
何かトラブルに巻き込まれても、安心して弁護士に相談できる弁護士特約ですが、実際につけられるのカードはまだ限られているというのが現状です。
現在は、大手でいうとJCBだけになりますが、今回ご紹介したクレジットカードは年会費無料のものもありますし、弁護士特約をつけるためにカードを作るというのでも良いかもしれません。
これまで対象となるトラブルに巻き込まれた人や、今後それらのトラブルが起こる可能性のある人は、保険料も手頃ですし、加入しておいて損はないでしょう。









