クレジットカード保険
クレジットカードのスポーツ保険はお手軽な保険料が魅力
投稿日時:2018.01.26
クレジットカードについている保険といえば、海外旅行や国内旅行に対する傷害保険、または、お買い物保険などを思い浮かべる方が多いでしょう。
でも、他にもいろんな保険があるんです。今回は、その中からスポーツ保険についてご紹介します。スポーツ保険とは、あるスポーツをしている間に起きたアクシデントによるケガや死亡、賠償責任などに対する補償が受けられる保険です。
お手軽な保険料で大きな補償が受けられるスポーツ保険も多いのです。スポーツがお好きな方なら、検討の価値は十分ありますよ!ぜひ、ご一読くださいね。
スポーツ保険とは?その概要と補償される範囲を知っておこう!
実際の保険商品をご紹介する前に、まずはクレジットカードに付帯するスポーツ保険とはどのようなものなのかを見ていきましょう。
スポーツ保険とは、スポーツ中の事故によるケガや死亡、また、誰かにケガを負わせてしまった場合の賠償責任に対する補償が受けられる保険です。
商品によって、ひとつのスポーツ保険でいろんな種目のスポーツに適用されるものもあれば、特定の種目のスポーツのみに適用され、それ以外のスポーツをやっている間の事故では補償が受けられないというものもあります。
この辺りは、保険商品によってかなり大きな差がありますので、契約前に必ず約款などに目を通し、カバーされる範囲を確認しておきましょう。
カード付帯のスポーツ保険はカード会員専用!
近年、自転車に乗っているときの事故で加害側に回ってしまった場合、高額な賠償が発生してしまうケースが増えたこともあって、自転車保険として個人賠償責任保険が注目を集めています。
一般的な個人賠償責任保険の中にも、スポーツ中の自分自身および他人のケガもカバーされる商品もあります。
そのような、スポーツ中にも適用される一般的な保険商品と、クレジットカードに付帯するスポーツ保険の違いは、どこにあるのでしょうか?
大まかな傾向として、以下のような違いが挙げられます。
| 一般的な保険商品 | クレジットカード付帯の スポーツ保険 |
|---|---|
| ・原則として誰でも加入可能 ・保険料が比較的高い ・補償内容は手厚い |
・カード会員のみ加入可能 ・保険料が比較的安い ・補償内容はコンパクトなものもある |
もちろん、個々の保険商品によって違いがありますが、おおむねこのような違いがあります。
カード付帯のスポーツ保険はカード会員限定の商品なので、カード特典のひとつとしてお手頃な保険料で加入できるというのが、最も大きな特長と言えます。
クレジットカードに付帯するスポーツ保険をご紹介!JCBカード会員対象のJCBのトッピング保険

ここからは、クレジットカードに付帯するスポーツ保険を具体的にご紹介します。まずはJCBカードを持っている方限定の「トッピング保険」から見ていきましょう。
ゴルフプランはテニスやスキー等も対象!
JCBのトッピング保険には、「自転車プラン」「日常生活賠償プラン」など、いろんな種類がありますが、スポーツ保険の一種と言えるのは「ゴルフプラン」です。
トッピング保険の「ゴルフプラン」は、ゴルフだけではなく、以下の「特定スポーツ」も対象となります。
- テニス
- アイススケート
- スキー・スノーボードなどの雪上滑走スポーツ
- 魚つり
これら以外のスポーツは対象外となるのですが、ゴルフ以外にもこのような比較的ケガのリスクが高いスポーツが保険の対象となるのはありがたいですね。
月々370円の保険料で最高1,000万円の補償!
では、JCBトッピング保険のゴルフプランの内容を、さらに詳しく見ていきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険料 | 370円(月額) |
| 死亡・後遺障害(特定スポーツ中のみ) | 100万円 |
| 入院保険金(特定スポーツ中のみ) | 1,000円(日額) |
| 手術保険金 | ・入院中の手術:入院保険金日額の10倍 ・外来の手術:入院保険金日額の5倍 |
| 個人賠償責任 | 1,000万円 |
| 携行品損害 | 10万円(1事故につき自己負担額3,000円) |
| ホールインワン・アルバトロス費用 | 10万円 |
お手頃な保険料なので、その分、スポーツ中の事故による死亡や後遺障害には100万円まで、個人賠償責任でも1,000万円と、やや控えめな補償内容となっています。
とはいえ、ゴルフやテニス等のスポーツの頻度がそれほど多くない場合、これでも充分という方もいらっしゃることでしょう。
トッピング保険は、申し込みをした翌日午前0:00から補償開始となるので、ゴルフやスキー、テニスなどをする前日に急遽申し込むことも可能です。急に休みが取れた時なども、安心して特定スポーツを楽しむことができますね。
加入資格のないJCBカードもあるので注意!
このトッピング保険はJCBカード会員のみに加入資格があるものですが、実はすべてのJCBカードが対象というわけではないのです。
トッピング保険の対象となるJCBカードは、以下の通りです。
- カード番号の最初の3桁が354、355で始まるカード
- 裏面にJCBのお問い合わせ先の記載があるカード

これ以外のカードは対象外です。ただし、上記のカードをお持ちでも、20歳未満の方および69歳を超えた方は、トッピング保険への申し込みができませんのでご注意ください。
セゾンカード会員なら一般的な保険でほとんどのスポーツをカバー!

次のご紹介するのは、セゾンカード会員限定の保険商品「Super Value plus」です。
Super Value Pulsにもいろんなプランがあるのですが、その中からスポーツ時の事故等の補償が含まれる保険商品をご紹介します。
月300円でほぼすべてのスポーツが対象!
Super Value Plusの中でスポーツ保険的な内容が含まれるのは、「ゴルフ安心プラン」と「いつでも安心プラン」です。
前者はゴルフのみが対象となりますが、いつでも安心プランの場合、日常生活はもちろん、スポーツ全般、さらには海外旅行中でも補償されます。
そこで、まずは「いつでも安心プラン」についてご紹介します。このプランには、「本人コース」「夫婦コース」「お子様コース」の3種類がありますので、以下に順に保険内容をご紹介します。
まずは、本人コースです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険料 | 月額300円 |
| 入院日額 | 1,500円 |
| 通院日額 | 600円 |
次は、夫婦コースです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険料 | 月額600円 |
| 入院日額 | 本人:1,500円、配偶者:1,200円 |
| 通院日額 | 本人:800円、配偶者:500円 |
最後に、お子様コースを見てみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険料 | 月額600円 |
| 入院日額 | 本人:1,300円、子ども:1,000円 |
| 通院日額 | 本人:500円、子ども:500円 |
お子様コースの対象となる子どもは、本人または配偶者の子で、生後15日以上満25歳未満となっています。
補償内容は入院と通院のみで、個人賠償責任などはついていないので、必要に応じて別の個人損害賠償保険に加入することをオススメします。
本格的な登山やスカイダイビング等は対象外!
いつでも安心プランではスポーツの種目に限定はなく、一般的なものならどんな種目のスポーツ中のケガでも補償されます。
しかし、以下のような特殊な運動等は補償の対象外となりますので、ご注意ください。
- ピッケル等の登山用具を使用する山岳登はん
- ロッククライミング
- スカイダイビング
- 航空機操縦
- ハンググライダー
女性専用プランなら月900円で補償も充実!

Super Value Pulsには、女性専用のプランもあります。これは、いつでも安心プランと同様に日常生活やほとんどすべてのスポーツ時、海外旅行中など広い範囲でのケガについて、より手厚い補償が受けられるプランです。
そんな「けが安心プラン 女性専用コース」の詳しい内容は、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保険料(月額) | 900円 |
| 死亡・後遺障害 | 150万円 |
| 入院日額 | 2,200円 |
| 通院日額 | 1,200円 |
| 被害事故 | 1回の事故につき最大1,500万円 |
| 携行品(自己負担額3,000円) | 最大20万円(現金等は5万円) |
女性専用コースの特長として、顔面・頭部・頸部のケガにより、外科的手術などを受けたときは、入院・通院保険金が倍額補償されることが挙げられます。
その分、保険料は上乗せされていますが、お顔のケガなどで形成手術を受ける際などにはきっと助かるはずです。
ゴルフをするなら月額300円で手厚い補償が!
先にご紹介した「いつでも安心プラン」や「けが安心プラン 女性専用コース」は、一部を除いたほぼすべてのスポーツに適用されるので、ゴルフも対象となっています。
しかし、ゴルフをする方にとっては、入院と通院補償のみでは心もとないことでしょう。そこで、「ゴルフ安心プラン」についてもご紹介しておきます。
| 内容/種類 | 基本コース | 充実コース |
|---|---|---|
| 保険料(月額) | 300円 | 600円 |
| 死亡・後遺障害 | 200万円 | 300万円 |
| 入院日額 | 3,000円 | 4,500円 |
| 通院日額 | 2,000円 | 3,000円 |
| 賠償責任 | 1回の事故につき最大5,000万円 | 1回の事故につき最大1億円 |
| ホールインワン・アルバトロス費用 | 1回につき最大10万円 | 1回につき最大30万円 |
| 用品の損害 | 最大15万円 | 最大30万円 |
これなら、賠償責任やホールインワン・アルバトロス費用なども補償されますので、安心してゴルフをプレーできます。
三井住友VISAカードのスポーツ保険は種目ごとに異なる保険が充実!

最後にご紹介するクレジットカード付帯のスポーツ保険は、三井住友VISAカード会員の方限定のポケット保険です。
ポケット保険にもいろいろなコースがあり、スポーツ系の商品には「ランニングコース」「野球コース」等、種目ごとにいくつかのコースがあります。
以下にご紹介していきますので、それぞれのコースごとに内容を確認していきましょう。
ランニングコースは月々480円から!
まずは、ランニングコースからご紹介します。
| 内容/種類 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|---|
| 保険料(月額) | ・本人:480円 ・夫婦:910円 ・家族:1,820円 |
・本人:1,080円 ・夫婦:2,040円 ・家族:4,080円 |
・本人:1,560円 ・夫婦:2,940円 ・家族:5,880円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
| 傷害入院(日額) | 1,500円 | 3,000円 | 4,000円 |
| 傷害通院(日額) | 750円 | 1,500円 | 2,000円 |
ご覧のように、補償内容の手厚さと対象となる人の範囲によって、月々の保険料が異なります。
家族コースには、同居する本人かその配偶者の6親等内の血族および3親等内の姻族、そして、別居する本人か配偶者の未婚の子どもも補償対象となります。
「ランニングコース」ではあるのですが、実際はランニング以外の時のケガもカバーされます。しかし、基本的にランニングは他人をケガさせるリスクが比較的低いので、個人賠償責任はついていません。
テニスコースは月540円からで個人賠償責任も付帯!
では次に、ポケット保険の中の「テニスコース」を見てみましょう。
| 内容/種類 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|---|
| 保険料(月額) | ・本人:540円 ・夫婦:880円 ・家族:1,590円 |
・本人:1,020円 ・夫婦:1,780円 ・家族:3,390円 |
・本人:1,620円 ・夫婦:2,910円 ・家族:5,650円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
| 傷害入院(日額) | 1,000円 | 2,000円 | 3,500円 |
| 傷害通院(日額) | 500円 | 1,000円 | 1,750円 |
| 携行品損害 (1年間の限度額) |
10万円 | 10万円 | 10万円 |
| 個人賠償責任 (1事故の限度額) |
1億円 | 1億円 | 1億円 |
テニスの場合は、ケガのリスクやラケットなどの道具もあるので、ランニングコースにはなかった個人賠償責任や携行品の補償も含まれています。とはいえ、テニスコースもやはりテニスをしているとき以外のケガでもカバーされます。
サッカー・フットサルコースは月580円から!
次はサッカー・フットサルコースです。
| 内容/種類 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|---|
| 保険料(月額) | ・本人:580円 ・夫婦:1,010円 ・家族:1,920円 |
・本人:1,060円 ・夫婦:1,920円 ・家族:3,740円 |
・本人:1,540円 ・夫婦:2,830円 ・家族:5,560円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
| 傷害入院(日額) | 1,500円 | 3,000円 | 4,500円 |
| 傷害通院(日額) | 750円 | 1,500円 | 2,250円 |
| 個人賠償責任 (1事故の限度額) |
1億円 | 1億円 | 1億円 |
サッカー・フットサルコースには、携行品損害への補償はついていませんが、個人賠償責任は手厚い内容のものがついています。この保険商品もまた、サッカー・フットサル以外の場面でも適用されます。
野球コースは月540円で携行品も個人責任賠償も付帯!
では次に、ポケット保険の中の野球コースを見てみましょう。
| 内容/種類 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|---|
| 保険料(月額) | ・本人:540円 ・夫婦:880円 ・家族:1,590円 |
・本人:1,020円 ・夫婦:1,790円 ・家族:3,410円 |
・本人:1,620円 ・夫婦:2,930円 ・家族:5,690円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
| 傷害入院(日額) | 1,000円 | 2,500円 | 4,500円 |
| 傷害通院(日額) | 500円 | 1,250円 | 2,250円 |
| 携行品損害 (1年間の限度額) |
10万円 | 10万円 | 10万円 |
| 個人賠償責任 (1事故の限度額) |
1億円 | 1億円 | 1億円 |
Sサイズは全タイプ、MサイズとLサイズは本人タイプの保険料が、テニスコースと同額となっています。しかし、MサイズとLサイズは、同じ保険料でも補償内容が微妙に異なります。
この野球コースもまた、野球以外の場面も保険でカバーされますので、普段行う種目が野球であれテニスであれ、加入したいタイプ別に補償内容を見比べて、より希望に近い方を選択することをオススメします。
海好きな方に最適!マリンスポーツコースは月々490円から!
ここからは、マリンスポーツやウィンタースポーツといった、レジャー系のスポーツ保険について見ていきましょう。
まずは、マリンスポーツコースからご紹介します。
| 内容/種類 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|---|
| 保険料(月額) | ・本人:490円 ・夫婦:920円 ・家族:1,840円 |
・本人:980円 ・夫婦:1,840円 ・家族:3,680円 |
・本人:1,590円 ・夫婦:3,000円 ・家族:5,990円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
| 傷害入院(日額) | 1,500円 | 2,500円 | 4,000円 |
| 傷害通院(日額) | 750円 | 1,250円 | 2,000円 |
| 救援者費用 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
マリンスポーツコースには、これまでご紹介してきたような、日常生活の中でできる種目の保険にはついていなかった救援者費用に対する補償が付帯しています。
しかし、他のスポーツ中でも適用されるのは、これまでご紹介してきたものと同じです。それでも保険料がお手頃なままなのは、うれしいですね。
月550円からで手厚い補償!スキー・スノーボードコース
最後にご紹介するのは、スキー・スノーボードコースです。
| 内容/種類 | Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ |
|---|---|---|---|
| 保険料(月額) | ・本人:550円 ・夫婦:890円 ・家族:1,610円 |
・本人:1,040円 ・夫婦:1,810円 ・家族:3,450円 |
・本人:1,530円 ・夫婦:2,740円 ・家族:5,300円 |
| 傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
| 傷害入院(日額) | 1,000円 | 2,000円 | 3,000円 |
| 傷害通院(日額) | 500円 | 1,000円 | 1,500円 |
| 携行品損害 (1年間の限度額) |
10万円 | 10万円 | 10万円 |
| 個人賠償責任 (1事故の限度額) |
1億円 | 1億円 | 1億円 |
| 救援者費用 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
スキーやスノボは自分がケガをするリスクだけでなく、周囲の人にケガをさせる危険性も高いスポーツです。その分、個人賠償責任や救援者費用、携行品損害までついた手厚い補償となっています。
クレジットカード付帯のスポーツ保険は低価格な保険料が魅力
お手頃な保険料が魅力的なクレジットカード付帯のスポーツ保険として、JCBカード、セゾンカード、三井住友VISAカードそれぞれの会員のみ加入することのできる保険商品をご紹介してきました。
カード会社や商品によって、スポーツの種目を銘打ったスポーツ保険もあれば、一般的な保険の中にスポーツ中のケガ等の補償も含まれるという保険商品もありました。
普段行っているスポーツの種目や頻度、すでに加入している別の保険商品でどこまでカバーされるのか等、いろんな条件によって最適なスポーツ保険も変わってきます。
一口にクレジットカード付帯のスポーツ保険と言っても実に様々ですから、うまくご自分に合ったものを選択しましょう!







