クレジットカードお役立ち情報
マイナンバーカードで25%還元されるマイナポイント制度を解説
投稿日時:2020.05.20
マイナポイントってご存知ですか?これは総務省によるキャッシュレス促進事業で、2020年9月から2021年3月末までの7か月間、なんと利用額の25%分のポイントが貯まります。
クレジットカードの還元率改悪が続く中、消費者にとって絶対に見逃せないチャンスですよね。でもポイントを貯めるためには事前に準備が必要です。
これからその方法を一から解説しますので、ぜひ今のうち手続きを済ませて満額ゲットを目指しましょう!
マイナポイントとは!?5,000円ゲットするには準備が必要
いよいよ2020年9月からポイントが貯まる国の事業がスタートします。似た事業として経済産業省の「キャッシュレス・消費者還元」もありますが、今回の「マイナポイント」は総務省によるキャッシュレス促進事業です。
満額の5,000円分のポイントをもらうためには一体どんな準備が必要なのか、これから詳しくご説明しましょう。
マイナポイントにはマイナンバーカードが必要
2019年10月から実施されている「キャッシュレス・消費者還元事業」の場合、特に手続きしなくても勝手にポイントが貯まりました。
しかし今回の「マイナポイント事業」はそうではなく、ポイントを貯めるためには事前に準備が必要です。

まず絶対に必要なのが「マイナンバーカード」です。まだこのカードを作っていない人は、マイナポイントを貯めることができません。
マイナンバーカード取得率が急増中
「マイナンバーカードって何だっけ?」と思った方のために、先にこのカードについてご説明しますね。
マイナンバーカードとは、国民1人1人に割り当てられたマイナンバーが記載された顔写真付きのICカードのことで、以下のような用途に使えます。
・本人確認書類として使える
・住民票、印鑑登録証明書などをコンビニで取得できる
・各種行政手続きをオンラインで申請できる
しかしマイナンバーカードに対する国民の評価は低く、2019年10月時点での取得率は国の職員でも25%、一般人に至っては13%程度だと言われています。
なのであなたがまだマイナンバーカードを持っていないとしても、決して不自然ではありません。
しかし2020年の5月1日からコロナ対策の「特別定額給付金」申請が始まり、状況は一変しました。この給付金のオンライン申請にはマイナンバーカードが必要なので、ここにきて申請者の数が急増しているのです。
マイナンバーカード申請には通知カードが必要
マイナンバーカードの申請には、自治体から届いた「通知カード」が必要です。手元に通知カードがあれば、以下のいずれかの方法ですぐにマイナンバーカードの申請手続きに取りかかれます。
- スマートフォン
- パソコン
- 証明写真機
- 郵便
スマートフォンやパソコンを使うのが一番手っ取り早いですが、マイナンバーカードの申請に対応している証明写真機が近くにあれば、顔写真の撮影と申請を同時に済ますことができます。

また郵便で申し込む場合には、差出期限が有効な交付申請書の送付用封筒・個人番号カード交付申請書は、いつでも「マイナンバーカード総合サイト」からダウンロードできます。
こうして申請が済むと「交付通知書(はがき)」が届くので、指定された窓口までマイナンバーカードを受け取りに行きましょう。その際には以下のものを忘れずご持参ください。
- 交付通知書
- 通知カード
- 本人確認書類
- 住民基本台帳カード(保有している人のみ)
通知カードは令和2年5月25日に廃止予定
もしもこの通知カードを紛失してしまった場合は、お住まいの自治体の担当課に問い合わせた上で、直接マイナンバーカードを申請してください。
マイナンバーカードを作るのであれば、通知カードの再発行は必要ありません。
なお通知カードは令和2年5月25日をもって廃止される予定で、以降は通知カードの再発行や住所変更はできなくなります。
今お持ちの通知カードについては、住所変更などがなければ廃止後も利用可能ですが、今後のことを考えれば今のうちにマイナンバーカードを作っておく方がいいですよ。
期間中最大5,000円が還元される
なぜなら政府は23年3月末までにマイナンバーカード保有率100%を目指していて、どちらにしてもマイナンバーカードを申請せざるを得なくなるからです。
マイナンバーカードは今後も様々な行政サービスへの対応が計画されていて、2021年3月(予定)からは健康保険証としても使えるようになります。
つまり今回のマイナポイント事業は、マイナンバーカードを作る絶好の機会だと言えるのです。
・実施期間:2020年9月~2021年3月末
・対象:登録したキャッシュレス決済の利用
・ポイント還元:利用額の25%、5,000円分が上限
マイナンバーカードがあれば、これからご説明する簡単な手続きを済ませることで、2020年9月からはキャッシュレス払いで最大5,000円分が還元されます。
マイキーIDの設定など登録が必要
マイナポイントを獲得するには、マイナンバーカードを使って2つの手続きを済ませておく必要があります。
以下がその手順です。
(1) マイキーIDの設定(マイナポイントの予約)
(2) キャッシュレス決済サービスの選択
(1) と(2) について、さらに詳しくご説明しましょう。
(1)マイキーIDの設定
(1)マイキーIDの設定は「マイナポイントの予約」とも言って、ポイント還元を受けるために欠かすことのできない事前手続きです。マイナポイントの予約には、マイナンバーカードと以下のものをご準備ください。
| マイキーIDの設定:対応機種 | 必要なもの |
|---|---|
| Android | ・マイナポイントアプリ ・JPKI利用者ソフト |
| iPhone | ・マイナポイントアプリ |
| パソコン | ・マイキーID作成、登録準備ソフト ・ICカードリーダライター |
| 自治体に設置された専用端末 ※役所でマイキーIDを作成できる |
※以下は持参するもの ・マイナンバーカード ・利用者証明用電子証明書パスワード(4桁) |
パソコンの場合、対応するICカードリーダライターが必要となります。またマイナポイントの予約は、一部の役所でも可能です。
対応端末が設置されているかどうかは、マイナポイント公式サイト「マイナポイント(マイキーID設定)申込支援実施自治体一覧」、もしくは自治体のサイトにてご確認ください。
必要なものが揃ったら、以下の手順で予約を完了させましょう。
2. マイナンバーカードの4桁の暗証番号を入力する
3. 予約完了、マイキーIDが設定される
マイキーIDを設定後、2020年7月からは「決済サービスの選択」ができるようになります。
(2)キャッシュレス決済サービスの選択
2020年7月以降は、マイナポイント実施期間中に使用する決済サービスを1つだけ登録できるようになります。
現在この事業への参加企業は募集中の段階ですので、現時点で公式サイトに掲載されている決済サービスの一部をご紹介しましょう。

| 種類 | 決済サービス(貯まるポイント) |
|---|---|
| スマホ決済 | ・PayPay(PayPayボーナス) ・FamiPay(ファミペイ) ・メルペイ ・Kyash(Kyashポイント) ・LINEPay(LINEポイント) ・楽天ペイ ・d払い(dポイント) ・はまPay(はまPayポイント) |
| クレジットカード | ・エポスカード(エポスポイント) ・三井住友カード(ワールドプレゼント) ・楽天カード(楽天ポイント) ・TOKYU CARD(東急ポイント) ・イオンカード(WAON) ・オリコカード(オリコポイント) |
| 電子マネー | ・nanaco(nanacoポイント) ・WAON(WAON) ・楽天Edy(Edy) |
| 交通系電子マネー | ・ICOCA(ICOCAポイント) ・Suica(JRE POINT) ・マナカ(マナカチャージ) ・PASMO(未定) ・Kitaca(Kitacaチャージ) |
マイナポイントに登録可能な決済方法は、7月までにさらに増えると考えられますから、どなたも希望通りのキャッシュレス決済を登録できるでしょう。
マイナポイントを貯めるのにピッタリ!おすすめクレジットカード
次にマイナポイントを貯めやすいクレジットカードをご紹介しましょう。どのカードも年会費は無料ですし、マイナポイント事業が終わった後でも利用価値の高いカードばかりです。
ぜひこの機会に新規入会を考えてみてください。
nanacoチャージでポイントが貯まるセブンカードプラス
セブンカードプラスは、セブンイレブンなどセブン&アイグループをご利用の方におすすめです。このカードを手にしたら、以下スケジュールに沿って(1)マイナポイントを予約し、次に(2)nanacoを選択してください。
(2) nanacoを登録(2020年7月1日~)
(3) nanacoのチャージで25%分のnanacoポイントが付与(2020年9月1日~)
これで2020年9月からセブンカードプラスでチャージする度に、以下のようにポイントを2重取りできます。
・通常ポイント:0.5%(200円ごとに1nanacoポイント)
・マイナポイント:25%のnanacoポイント
こうして貯めたnanacoポイントは、1ポイント=1円分としてnanacoにチャージできます。
また提携店でnanacoを使うと200円で1nanacoポイント(0.5%)貯まるので、マイナポイント事業期間中の最大還元率は、合計で最大26%ということになります。
もしもまだnanacoカードをお持ちでなければ、セブンカードプラスの入会時に「nanaco一体型」を選びましょう。これでnanacoも無料で手に入れることができます。
クレジット払いもお得で、イトーヨーカドーの8のつく日は殆ど全商品5%オフですし、以下の店舗ではいつでもポイント2倍、オムニ7なら合計4倍です。
- セブン-イレブン
- イトーヨーカドー
- ヨークマート
- デニーズ
- アリオ(Ario)
- 西武・そごう
- オムニ7
イオンカードセレクトでWAONにチャージ
イオンカードセレクトは、イオン系列店をご利用の方におすすめです。このカードはWAON一体型でWAONにチャージできるので、マイナポイントではWAONを選択してください。
(2) WAONを登録(2020年7月1日~)
(3) WAONのチャージで25%分のWAONが付与(2020年9月1日~)
これでイオンカードセレクトでWAONにチャージすると25%分のWAONが貯まり、そのまま電子マネーとして全国の加盟店で利用できます。
このカードでも以下のようにポイントを2重取りできますが、0.5%分の通常ポイントを貯めるにはオートチャージ設定が必要で、貯まったWAONポイントを使うには電子マネーへの交換(受取り)が必要となります。
・通常ポイント(※要オートチャージ):0.5%(200円ごとに1WAONポイント)
・マイナポイント:25%のWAON
イオン系列のお店でWAONを使えばここでも200円ごとに1WAONポイント貯まるので、マイナポイント期間中の還元率は合計で最大26%です。
年会費無料の高還元カード!オリコカードザポイントでクレジット決済
オリコカードザポイントを以下のようにマイナポイントに設定すると、2020年9月1日からはクレジット決済で25%分のオリコポイントが貯まります。
(2) オリコカードザポイントを登録(2020年7月1日~)
(3) クレジット払いで25%分のオリコポイントが付与(2020年9月1日~)
オリコカードザポイントは還元率が高く、どこで使っても還元率は1%以上。しかも入会後半年間は還元率が2%にアップするので、マイナポイントのスケジュールに合わせて入会すれば、合計で最大27%還元が可能です。
・通常ポイント:1%(100円で1オリコポイント ※入会後半年間は2%
・マイナポイント:25%のオリコポイント
このカードにはiDとQUICPayがダブル搭載されており、少額決済にも使いやすくて便利ですよ。またカード会員向けのポイントサイト「オリコモール」では0.5%特別加算されるので、ネットショッピングもお得です。
マイナポイント5,000円分をゲットする確実な方法
マイナンバーカードで予約と登録が済めば、後はキャッシュレス決済を使うだけです。ではどうすれば確実にマイナポイントを貯めることができるのか、どなたも満額の5,000円分をゲットできる方法をご説明しましょう。
2020年9月から2021年3月末までの期間限定
マイナポイントで先ず気をつけねばならないのは、この事業が期間限定だということです。
実施期間は2020年9月から2021年3月末までで、この期間を外すとマイナポイントは貯まりません。
2020年9月からはいよいよポイント付与がスタートするので、それまでには必ず全ての準備を済ませておいてくださいね。以下がマイナポイントのスケジュールです。
| スケジュール | 期間 |
|---|---|
| マイナンバーカードの発行 | 実施中 |
| マイナポイントの予約(マイキーIDの設定) | 実施中 |
| キャッシュレス決済の登録 | 2020年7月から |
| ポイントが貯まる | 2020年9月から2021年3月末まで |
特にマイナンバーカードの申請手続きは、コロナ対策の特別定額給付金のオンライン申請が始まったせいでかなり混み合っています。まだの方はできるだけ早く手続きに取り掛かりましょう。
通常ポイントに加えて25%上乗せで貰える(上限5000円)
準備はちょっと面倒でしたが、マイナポイントの獲得方法はとても簡単で、登録したキャッシュレス決済を利用するだけでOKです。これで通常ポイントに加え、自動的に25%分が上乗せされます。
なおマイナンバーカードが必要なのは準備段階だけで、買物する時にマイナンバーカードは不要です。登録したカードで決済するか、もしくは登録した電子マネーにチャージするだけで、ちゃんとポイントが付与されます。
ただしマイナポイントの付与率は25%、付与上限は1人あたり5,000円分と決まっているので、登録したキャッシュレス払いで20,000円以上使ってもそれ以上のポイントを貯めることはできません。
使いやすい決済方法を選んで5,000円をゲットしよう!
大抵の人はすぐに満額の5,000円分を獲得できると思いますが、ポイントの取り損ねには気をつけましょう。万が一20,000円分使い切れなくても、2021年3月末をもってこの事業は終了してしまいます。
ここで重要なのはキャッシュレス決済の選択です。マイナポイントにはスマホ決済・電子マネー・クレジットカードと選択肢は多彩ですが、自分にとって使い慣れた決済方法を選ぶようにしてください。
キャッシュレス決済を一度も使ったことがない方は、準備期間も合わせて時間的余裕はたっぷりなので、その間に使い方をマスターしておくといいですね。
貯まるのはそれぞれのキャッシュレス払いのポイント
なお便宜上「マイナポイントが貯まる」と表現していますが、実際に貯まるのはそれぞれのキャッシュレス払いのポイントです。
つまりPayPayを使えばPayPayボーナスが、楽天カードなら楽天ポイントが貯まるのです。例えば楽天カードで10,000円使った場合、期間中はこんな感じでポイントを2重取りできます。
- 通常ポイント:100 楽天ポイント
- マイナポイント:2,500 楽天ポイント
獲得状況はいつでもポイント履歴から確認できますよ。こうして貯めたポイントは、通常ポイントと同様、いつでも好きなタイミングで様々な目的に使うことができます。
マイナポイントで5,000円分貯めるにはマイナンバーカードが必要
マイナポイントは、国民1人あたり5,000円分がもらえる総務省のキャッシュレス促進事業です。ただしこれにはマイナンバーカードが必要ですので、まだの方は出来るだけ早く取得しましょう。
でもマイナポイント事業は2020年9月から7ヶ月間も続きますし、電子マネーならチャージするだけでポイントを獲得できますから、それほど慌てる必要はありません。
マイナンバーカードで手続きを済ませば、20,000円分の決済もしくはチャージで、どなたも必ず満額の5,000円分を受け取ることができます。









