QUICPay
QUICPay(クイックペイ)とQUICPay+(クイックペイプラス)の違い
投稿日時:2019.08.29
電子マネーの中でも、QUICPay(クイックペイ)のような事前のチャージが必要ない後払い式のサービスは特に利便性が高く人気を集めています。
そんなQUICPay(クイックペイ)に近年、QUICPay+(クイックペイプラス)という新バージョンが登場しています。
今回はQUICPay+(クイックペイプラス)の新たな機能について、従来のQUICPay(クイックペイ)との違いに注目しながらご紹介していきたいと思います。
後払い式でチャージ不要な電子マネー!QUICPay(クイックペイ)の基本の仕組み

まずは前提として、QUICPay(クイックペイ)の基本的な仕組みについて確認しておきましょう。QUICPayは加盟店で端末にかざすだけでスマートに支払いを済ませることができる電子マネーの1種です。
クレジットカードと連携して、ショッピング利用分が後から引き落とされる後払い式になっているので、プリペイド式のように事前チャージをする必要がないのが、最大の利点といえるでしょう。
Applepay(アップルペイ)搭載のQUICPay+(クイックペイプラス)QUICPayとの2つの違い
それでは、QUICPay+(クイックペイプラス)の機能や従来のQUICPay(クイックペイ)との違いについてご紹介していきましょう。
QUICPayの中でも、iPhoneやAppleWatchなどで利用できるキャッシュレス支払いサービスApplepay(アップルペイ)に搭載されているのが、QUICPay+(クイックペイプラス)です。

QUICPay+(クイックペイプラス)は、2016年に登場したQUICPayの進化版とも言えるサービスで、従来のQUICPay(クイックペイ)にはない2つの機能が備わっています。
- 2万円以上の高額支払いにも対応
- クレジットカードのほか、デビットカード、プリペイドカードとの連携可能
この2つの機能が、従来のQUICPayと異なる点となっているのです。
| 内容 | QUICPay (クイックペイ) |
QUICPay+ (クイックペイプラス) |
|---|---|---|
| 対応カード (支払い方法) |
クレジットカード | ・クレジットカード ・デビットカード ・プリペイドカード |
| 1回あたりの利用額上限 | 2万円まで | 2万円以上可能 |
| 利用可能店舗 | 下記ロゴがある加盟店![]() |
下記ロゴがある加盟店![]() |
2万円以上の高額利用も可能!ただしQUICPay+対応店舗のみ
もともとQUICPayでの1回の支払い上限額は2万円とされていましたが、QUICPay+ではその制限がなくなり、2万円以上の高額利用にも対応できるようになりました。
ただしQUICPayの加盟店の中にはまだ、QUICPay+非対応のところも一部ですがあります。そうした非対応店舗では、QUICPay+を利用すること自体は可能なのですが、2万円以上の支払いはできません。
2万円以上の利用が可能なのは、現状、QUICPay+対応店舗のみとなっているので、注意が必要です。
デビットカード・プリペイドカードとの連携もOK!
クレジットカード以外のデビットカードやプリペイドカードとの連携が可能というのも、QUICPay+だけの機能です。ただしこちらに関しても、QUICPay+非対応の店舗ではクレジットカード以外と紐づけられたQUICPay+は利用できないので、その点は注意してください。
同じQUICPay+でもクレジットカードと連携している場合には、QUICPay+非対応店舗でも利用することができます。
つまり、QUICPay非対応店舗では、QUICPay+だけの新機能は総じて利用できないのです。
一覧で紹介!QUICPay加盟店の中でのQUICPay+対応状況
QUICPay加盟店の中でも、QUICPay+対応かどうかということは、店頭に掲示されたマークで見分けることができます。

このように、通常のQUICPayロゴに+マークがあしらわれた形になっているのがQUICPay+対応店です。参考までに主要な加盟店のQUICPay+対応状況を一覧でご紹介しておきましょう。

| 加盟店 | QUICPay+対応可否 |
|---|---|
| ファミリーマート | 〇 |
| セブンイレブン | 〇 |
| ローソン | 〇 |
| ENEOS | × |
| 昭和シェル石油 | × |
| アピタ | 〇 |
| イオングループ | 〇 |
| マツモトキヨシ | 〇 |
| ガスト | 〇 |
| マクドナルド | 〇 ※一部店舗非対応 |
| 宝交通 | 〇 |
| 名古屋近鉄タクシー | × |
| TSUTAYA | 〇 |
| 阪急百貨店 | × |
| LOFT | × |
QUICPay・QUICPay+対応!おすすめのクレジットカード4選
JCBカードは自社で発行するプロパーカードと、JCBがライセンスを提供してほかのクレジットカード会社が発行する提携カードの2種類です。
提携カードの特典は基本的にクレジットカード会社に準じています。そのため先ほど紹介したJCB独自の特典を利用するなら、断然プロパーカードがおすすめ。
ここで紹介するのは次の5種類のプロパーカードです。
次の項目からそれぞれ詳しく紹介します。
39歳以下のWEB入会限定「JCB CARD W」
「JCB CARD W」は、年会費無料。基本還元率が1%なので、JCBの一般カードに比べ、常に2倍以上のポイントを獲得することが可能です。
ただし入会申し込みを行うには、次の2つの条件を満たす必要があります。
- 申込時の年齢が39歳以下
- WEB申込限定
QUICPayの取り扱い種類も多いJCB。メジャーなカードタイプやモバイルタイプ以外にも、コイン型や10歳から使えるおこづかいQUICPay、nanaco機能を搭載したQUICPay(nanaco)などから選ぶことができます。
QUICPayと連携するという点において、右に出るクレジットカードはないと言っても過言ではありません。
| カード名称 | JCB CARD W |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| スペック | ・Oki Dokiポイントの還元率が常に2倍以上 ・Apple Pay/GooglePay設定可能 ・最高100万円のショッピングガード保険(海外)付帯 ・最高2000万円の海外旅行損害保険付帯 |
女性におすすめのプロパーカード「JCB CARD W plus L」
「JCB CARD W plus L」には、JCB CARD Wと同様の基本的なスペックに加え、次のような女性に嬉しい特典が付帯しているのが特徴です。
| LINDAリーグ | 女性の「キレイ」を応援する情報発信サービス |
|---|---|
| 選べる保険 お守リンダ | 手ごろな掛け金で必要なプランに加入できる保険 ・女性特定がん ・天災限定傷害 ・犯罪被害補償(盗難保険) ・障害入院補償 |
| 女性疾病保険 | 手ごろな保険料で通常の疾病だけでなく、女性特有の疾病による入院・手術費用の手厚いサポートを受けられる保険 |
39歳以下の女性には、断然JCB CARD W plus Lがおすすめです。
| カード名称 | JCB CARD W plus L |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| スペック | ・JCB LINDAのサービスを利用可能 ・Oki Dokiポイントの還元率が常に2倍以上 ・Apple Pay/GooglePay設定可能 ・最高100万円のショッピングガード保険(海外)付帯 ・最高2000万円の海外旅行損害保険付帯 |
40歳以上向けのスタンダードカード「JCB一般カード」
「JCB一般カード」はJCBのスタンダードなプロパーカードです。申し込み時の年齢が40歳以上なら「JCB一般カード」がおすすめです。
オンライン入会なら初年度の年会費が無料。さらに条件を満たせば、翌年も年会費の1,250円をかけずに利用できます。
翌年の年会費を無料にするための条件は次のとおりです。
- 年会費支払い月の前々月19日までにWEB明細サービスへの登録している
- 毎年12月16日から翌年12月15日までを1年として、年間合計50万円(税込)以上のショッピング利用がある
JCBカードは「たびらば」優待で世界中の対象レストランやショップを優待価格で楽しめたり、充実した旅行保険が付帯するなど、旅行関連特典も豊富なクレジットカードです。
JCB一般カードなら最短当日翌日届けのサービスも利用頂けますので、お急ぎの方にもおすすめの1枚ですよ。
| カード名称 | JCB一般カード |
|---|---|
| 年会費 | 1,250円(税抜) |
| スペック | ・Apple Pay/GooglePay設定可能 ・最高100万円のショッピングガード保険(海外)付帯 ・最高3000万円の国内/海外旅行損害保険付帯 |
ポイント還元率が1%以上の「Orico Card THE POINT」
THE POINTと名前にあるように、オリエントコーポレーション(通称:オリコ)が提供しているクレジットカードのなかでも、特にポイントに特化しています。
基本還元率が1%で高還元の「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」ですが、なんと新規入会後6カ月は還元率が2%に。
会員向けポイントサイト『オリコモール』利用時には通常ボーナス+0.5%の特別ポイント加算が受けられるなどの特典も満載です。
QUICPayに関しては、基本機能としてカード自体に一体型として搭載されているので、特別な手続きや追加カードの作成などの手間がかかりません。
QUICPayを利用した支払いでも同じポイント還元率で利用することができるので、かなりお得だと言えるでしょう。
| カード名称 | Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント) |
|---|---|
| 年会費 | 無料 |
| スペック | ・基本ポイント還元率1% ・入会後6か月間はポイント2倍 ・ポイントサイト『オリコモール』にて通常のボーナスポイント+0.5% ・電子マネーQUICPayとIDを基本機能として搭載 |
さらに便利なQUICPay+…加盟店による対応の違いには注意
QUICPayのような電子マネーのサービスは年々進化しています。QUICPay+のように支払額の制限や紐づけするカードの制約がなくなれば、より使い勝手はよくなりますよね。
ただその一方で、対応状況が加盟店によって異なったりと、新たなサービスならではの不便さを感じることもあるかもしれません。
特にQUICPay+はApplepayに自動搭載されているため、QUICPayだと思って使い始めたものが実はQUICPay+で戸惑ったという方もいるでしょう。
こうした新しいサービスを快適に活用するためには、従来のサービスとの違いや注意点を正しく把握することが必須となります。ぜひここでご紹介した情報を参考にして、パワーアップしたQUICPay+を使いこなしてください。









