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消費期限が近い商品購入で5%分のnanacoポイントが貰える
投稿日時:2020.05.15
日本でも問題になっている、食品ロス。コンビニやスーパーのお弁当なども毎日大量に廃棄されており、なんとかできないかと、各企業が様々な取り組みを始めています。
その一つが、セブンイレブンの「エシカルプロジェクト」です。一部の地域で先行実施されていましたが、2020年5月11日から、全国で実施されることになりました。
エシカルプロジェクトというのはどのような取り組みなのか、私たち消費者にどのようなメリットがあるのか、詳しくご紹介します。
この取り組みを機に、社会全体で食品ロスをなくしていこうという機運が高まるといいですね!
画期的な試み!セブンイレブンのエシカルプロジェクト
2020年5月11日から全国展開が始まった、セブンイレブンのエシカルプロジェクト。
お弁当など特定の商品に「バーコード付きシール」を貼り、このシールがついた商品を購入すると、nanacoポイントが5%ももらえるという、消費者にとってはなんともありがたい取り組みです。

エシカルとは「倫理的」ということ
エシカルとはそもそもどういう意味なのか、直訳しますと「倫理的な」という意味です。
食品ロスは、もし大量に出したとしても、法律に触れるわけではありません。しかし、私たち人間がより良い環境で生きていくためには、見過ごせない問題です。
たとえ違法ではなかったとしても、人としてどうなのか、私たちの良心に照らしてどうなのか、そういったことを考えることが「エシカル」ということではないでしょうか。
1/3ルールを見直し
1/3ルールとは、商品が作られてから販売されるまでの期間を3等分して設定するという考え方のことです。
- 製造してから納品するまで
- 店頭での販売期間
- 消費者が購入してからの保存期間
これをそれぞれ1/3ずつとするものです。例えば、賞味期限が1ヶ月のお菓子があったとしましょう。
それぞれの期間が10日間ということになるので、納品するまでが10日間、お店で販売できるのは10日間ということになります。
もし納品が11日後になってしまうと、賞味期限が残り2/3ほどあるにも関わらず、このルールに従うと食品を廃棄せざるを得なくなるのです。
納品期間を1/2に伸ばすことができるので、上記の例でいいますと、納品までが15日間ということになります。
販売期間は従来通り10日間ですが、少しでもロスにつながる期間を短くすることができるので、食品廃棄が減るのではと期待されています。
エシカルプロジェクトはシールが目印
セブンイレブンのエシカルプロジェクトの対象商品には、「この商品をnanacoで買うとnanacoポイント5%付与」というシールが貼られています。

このシールは、商品の販売期限が間近になったものに貼られます。例えばお弁当は期限の5時間前に貼られるので、そのシールがついた状態で購入すると、5%分のnanacoポイントがもらえます。
対象商品は100種類以上
対象商品は、
- 米飯(おにぎり、お弁当、お寿司など)
- 調理パン(サンドイッチ、惣菜パンなど)
- 麺類(レンジ麺、スパゲティなど)
- お惣菜、サラダ
- スイーツ
- パン
など、100種類以上になります。消費期限の短い生ものは対象商品になっていることが多いので、要チェックです。
nanacoで支払うと5%ポイントがもらえる
ここで最大のポイントですが、このエシカルプロジェクトでnanacoポイント5%分の還元を受けるには、「nanacoで支払うこと」が条件です。
nanacoカードだけでなく、nanacoモバイルももちろん対象ですが、nanacoで支払わないとポイント付与されませんので、注意してください。
つまり、nanacoを利用しているセブンイレブンユーザーでないと、エシカルプロジェクトで得になることはないということなのです。

キャッシュレス決済で消費税分以上にお得
例えば、100円のおにぎりを買うと、本来は消費税込みで110円になります。しかし今は、食品は8%でマイナス2%、キャッシュレス決済による還元もありますので、さらに2%割引。
さらにエシカルプロジェクトの還元分が5%、合計で実質9%分のキャッシュバックが受けられる、ということですね。
nanacoポイントについては、通常購入分が1ポイント、エシカルプロジェクトの5%で5ポイント、合計6ポイント付与されます。
セブンイレブンを利用する時に持っているとお得なセブンカードプラス
nanacoは電子マネーですから、チャージをしないと使えませんが、普通に現金でチャージをしたらもったいないです。
チャージをするときには、ぜひセブンカードプラスを使ってください。
nanacoに紐付けできるクレジットカードは、セブン系のカードだけで、セブンカードプラスなら、チャージでも0.5%のポイントを貯めることができるので、お得です。
年会費は無料ですし、nanaco一体型のカードを選べば、nanacoカードの発行手数料300円もかかりません。
旅行の傷害保険などはついていないものの、イトーヨーカドーでは、8のつく日に5%オフになりますし、オートチャージなども利用できますので、セブンイレブンユーザーなら1枚持っておくと便利なクレジットカードです。
日本でも海外でも問題になっている食品ロス
日本には「もったいない」という言葉がありますから、物を大切にする心が小さい頃から育まれていると思います。
しかし、その日本でも、食品ロスは問題になっており、農林水産省・環境省の調査によりますと、平成28年は年間2,759万トンもの食品が廃棄されています。
中でも、コンビニやスーパーの惣菜等の廃棄の多さが問題となっています。
半分以上が事業系のゴミ
643万トンのうち、352万トン、半分以上が事業系の食品ロスです。つまり、食べ残しや売れ残り、返品になどの理由によって捨てられている食べ物です。
お弁当などは、定められた消費期限を1秒でも過ぎたら食べられなくなるというものではありません。
しかし、店側としては、明らかに販売期限を過ぎてしまった商品を売ることができず、廃棄するしかないのが現状です。
このようなことから、まだ食べられる食品が大量に廃棄されているのです。
食品ロス削減の取り組みで加盟店の負担も減らせる
なぜこのような食品の廃棄が行われてしまうのか、それはコンビニのコストの仕組みが原因の一つになっています。
売れ残った商品は、値引きして売るよりも、廃棄した方が本部の取り分が多くなる仕組みになっていました。
ですから、セブンイレブンではいわゆる「見切り販売」が認められておらず、売れ残りの仕入原価はオーナー側が負担することになっていたのです。
しかしこれについては、公正取引委員会が排除措置命令を出すとともに、見切り販売制限を違法とした判決も出ています。
セブン&アイグループの取り組み
では具体的に、どのような取り組みが行われているのでしょうか。セブン&アイグループでは、食品ロス削減について以下のような取り組みが実施されています。
- 長期保存できる「セブンプレミアム」の開発
- 保存料を減らしながら消費期限を延長できる商品の開発
- チルド弁当の開発
- 恵方巻き、クリスマスケーキなど季節商品の予約販売
例えば、チルド弁当などは常温の弁当よりも長時間鮮度を保つことができます。
セブンイレブンには専用工場がありますので、製造工程等を徹底的に見直すことにより、味や品質を保ちながら、消費期限を伸ばせる商品を開発することができるのです。
また、納品のルールを見直すことによっても販売期間を長くして、食品ロスの削減につながるようにしています。
セブンイレブンの食品ロス削減の取り組みでnanacoポイントをお得にゲット
食品ロスが増えるということは、食べ物がもったいないということももちろんありますが、家畜を育てるための穀物が無駄になり、いたずらに流通量を増やすだけで、様々な「無駄」をはらんでいる問題です。
飢餓で苦しむ国がありながら、一方では食べられるものをどんどん捨てているという矛盾も、先進国の一員として解決していかなくてはならない問題でしょう。
一人一人ができることは小さなことですが、まずは身近なところから食品ロスを削減していくことで、このような問題の解決にも貢献できるかもしれません。
食品ロスをできるだけ少なくし、なおかつお店も嬉しい、消費者も嬉しい仕組みが定着していくといいですね。









