スマホ決済
Garmin Pay(ガーミンペイ)はスポーツ時に便利なスマートウォッチ決済
投稿日時:2020.07.03
Garmin Pay(ガーミンペイ)は2018年5月から新しくスタートしたスマート決済です。といってもスマートフォンではなく、ガーミン社製のスポーツウォッチを使用する最新型の決済方法です。
Garmin Pay(ガーミンペイ)なら、トレーニング中も貴重品の保管に気を配る必要がありません。
ランニングも手ぶらでOKですよ。既にガーミンウォッチをご利用の方もそうでない方も、是非この新しい決済方法をチェックしてください。
Garmin Pay(ガーミンペイ)とは!?ウォッチを使う新型決済
それにしても昨今は次々新しいタイプの電子決済が登場するので、どなたも少々混乱気味ではないでしょうか?
まずはGarmin Pay(ガーミンペイ)とはどういうものなのか、その概要からご紹介したいと思います。
ガーミン社のスマートウォッチで使う
Garmin Pay(ガーミンペイ)とは、スマートウォッチで使える非接触型の決済方法です。
同じウォッチタイプの決済方法にApple Payがありますが、こちらはApple Watch(もしくはiPhone)上で動作します。

| 決済方法 | 利用端末 |
|---|---|
| Garmin Pay(ガーミンペイ) | GARMIN社のスマートウォッチ |
| Apple Pay(アップルペイ) | Apple Watch(iPhone) |
Garmin Payはガーミン社のGPS機能搭載スポーツウォッチ上で利用しますが、スマホのアプリで設定・管理します。
ガーミンペイなら手ぶらで運動できる
ガーミン社のスマートウォッチはスポーツ対応ですから、もちろんランニング中の距離計測や心拍数などのデータ管理はお手の物。
ここにGarmin Pay(ガーミンペイ)を搭載すれば、帰りにコンビニに立ち寄って水分補給するのも簡単になりますよ。ウォッチをレジの読み取り端末にかざせば清算は完了!
財布やカードは一切必要ありません。スマホすら持っていなくて大丈夫!貴重品を身につける必要がないので、誰もが快適かつ安全にスポーツを楽しむことができます。
貴重品を持ち込めないジムでも便利
ヨガやフィットネスクラブに通っている方は、トレーニング中の貴重品の保管場所に苦労していませんか?タオルや着替えはロッカーにしまえますが、財布やカードまで一緒に入れるのはちょっと不安ですよね。
貴重品の持ち込みが禁止になっているジムも多く、かといって無一文で出かける訳にもいきません。お金の管理はどなたにとっても頭の痛い問題です。
でもスポーツウォッチと決済方法が一体化しているGarmin Pay(ガーミンペイ)を持てば、こういった問題は一気に解決するでしょう。
対応機種は増加中
ただしガーミン社のどのウォッチでもGarmin Pay(ガーミンペイ)が使える訳ではありませんが、対応機種は当初よりも増えて以下全19機種となりました。
- fenix 6X Pro Dual Power Ti Black DLC Titanium band
- fenix 6X Pro Dual Power Ti Black DLC
- fenix 6X Pro Dual Power Ti Gray Titanium band
- Legacy Hero Series
- Legacy Saga Series
- vivomove Luxe
- vivomov Style
- vivomov 4/4S
- Venu
- fenix 6X
- fenix 6
- fenix 6S
- ForeAthlete 945
- vivoactive 3/3 Music
- finix 5X Plus
- finix 5 Plus
- finix 5S Plus
- ForeAthlete 645 Music
- ForeAthlete 645
今後もGarmin Pay対応機種は増えていくでしょう。スポーツウォッチを新調するには良い機会かもしれません。
Garmin Payは海外でも使える
それにGarmin Pay(ガーミンペイ)は、海外国内を問わず使えるのも魅力です。
例えば日本のApple Payは国内準拠で海外では使えませんが、Garmin Pay(ガーミンペイ)は国際基準「VISAのタッチ決済」対応なので海外でもOKです。
以下のロゴのあるお店なら、日本でも外国でもGarmin Pay(ガーミンペイ)で支払えますよ。

マクドナルドやローソンなど利用は拡大中
日本国内でも「VISAのタッチ決済」対応店は増えており、以下のような場所でGarmin Pay(ガーミンペイ)が使えます。
- マクドナルド
- ローソン
- アズナス(コンビニ)
- 京王百貨店
- 関西国際空港 KIX
- ぐるなびPay
- JapanTaxi(決済機付きタブレット搭載車両)
- エブリイ
- ハブ
- 文教堂
- クリスタ長堀
- C→REX端末(JTB提供)設置の旅館・土産物店
- TSUTAYA
- 表参道ヒルズ
- ゼンショー(すき家、はま寿司など)
- 丸の内ブリックスクエア
- 新丸ビル
- 表参道ヒルズ
- ジェーソン
- 丸の内オアゾ
スタート時点からマクドナルドやTSUTAYAが参入、すぐにローソンも加わって利便性が一気に高まりました。
現在日本では海外観光客向けにVisa payWaveの対応店舗が増えており、Garmin Pay(ガーミンペイ)は今後ますます使いやすくなっていくと考えられます。
Garmin Pay(ガーミンペイ)の設定と使い方
でもガーミン社のウォッチを手に入れても、それだけではGarmin Pay(ガーミンペイ)を使うことはできません。
Apple Pay(アップルペイ)にクレジットカードやSuicaを読み込ませたように、Garmin Pay(ガーミンペイ)にも決済手段をリンクさせる必要があります。
使えるデビットカードは2種類
実はGarmin Pay(ガーミンペイ)は、Apple Pay(アップルペイ)のように沢山のカードを紐付けることができません。
Garmin Pay(ガーミンペイ)は下記の2種類のデビットカードが利用可能です。
ここで、三菱UFJ-VISAデビットの特典内容をご紹介しておきましょう。
三菱UFJ-VISAデビット

三菱UFJ-VISAデビットは年会費が無料ですから、一切コストがかかりません。利用額の0.2%を自動でキャッシュバックして貰えますので、ポイント交換の手間もかかりません。
最大100万円のショッピンング保険も付帯しますので、安心してお買い物も楽しめますし、是非ともおすすめのデビットカードと言えるでしょう。
デビットカードとクレジットカードの違いについても、ご紹介しておきますね。
デビットは即時決済・クレジットは後払い
デビットカードとは銀行が発行する決済カードの一種です。ブランドマークもちゃんとついていますし、外見も使用感もクレジットカードとそっくりです。
でもデビットカードとクレジットカードは根本的に異なるもので、以下の相違点があります。
| 相違点 | デビットカード | クレジットカード |
|---|---|---|
| 決済方式 | 即時決済 | 後払い |
| 支払い回数 | 1回のみ | ・1回 ・分割払い ・リボ払い ・ボーナス払い |
| 利用上限 | 口座残高 | カード利用限度額 |
| 年齢制限 | 15歳以上 | 18歳以上 |
| 入会審査 | 不要 | 必要 |
クレジットカードは「後払い方式」で、引き落としが実行されるまでの間はカード会社が支払いを立て替えてくれます。一方のデビットカードは、使うと同時に口座からお金が引き落とされる「即時決済方式」です。
クレジットカードには審査があって18歳にならないと申し込めませんが、デビットカードには審査がなく15歳になれば誰でも持つことができます。
海外ではデビットカードの方が主流
ただしデビットカードはガソリンスタンドや一部オンラインサービスなど使えないサービスもあるので、日本ではクレジットカードの方がより便利です。
一方海外ではデビットカードの人気が高く、クレジットカード以上に幅広く利用されています。例えば中国人観光客が爆買いで使っているのも、実は銀聯”クレジット”カードではなく銀聯”デビット”カードなんですよ。
Garmin Payは国内外のVISA加盟店で使用可能
三菱UFJ-VISAデビットやJNB Visaデビットカードを作るには、それぞれの銀行の口座が必要ですが、口座開設とデビットカード発行は同時に申し込むことも可能です。
以下に両者の違いを表にしましたので、入会時のご参考になさってください。
| 違い | 【三菱UFJ-VISAデビット】 | 【JNB Visaデビットカード】 |
|---|---|---|
| 銀行 | 三菱UFJ銀行 | ジャパンネット銀行 |
| 年会費 | 無料 | 無料 |
| 申し込み方法 | ・専用アプリ ・サイト ・テレビ窓口 ・郵送 ・店頭 |
・専用アプリ ・サイト |
| 発行までの所要日数 | 約1週間 (郵送申し込みは3~4週間) |
最短5日 |
| 年齢 | 15歳以上 | 15歳以上 |
| 還元サービス | 利用金額の0.2%を自動キャッシュバック | 500円利用で1 JNBスター付与 (1 JNBスター=1円相当) |
Garmin Pay(ガーミンペイ)の設定と使い方はとてもカンタン
さてガーミン社のスマートウォッチと三菱UFJ-VISAデビットカードもしくはJNB Visaデビットカードが手元に揃ったら、次にスマートフォンを使って設定しましょう。
これが済めば、すぐにでもお店でGarmin Pay(ガーミンペイ)を使い始めることができます。
スマホアプリで設定すればGarmin Payが使える
設定にはスマートフォンを使います。まずはGarmin Connect Mobileアプリをダウンロードしてください。

このアプリはiOS / Androidいずれにも対応します。後は以下の手順を参考に、デビットカードをGarmin Pay(ガーミンペイ)に紐付けてください。
- 1.スマートフォン(iOSもしくはAndroid)を準備する
- 2.Garmin Connect Mobile アプリをインストール
- 3.アプリでGarmin Payを選択、ウォレットの作成をタップ
- 4.4桁のパスコードを入力(確認のため再入力)
- 4.カードの種類はVisaを選ぶ
- 5.デビットカードのカード番号などを登録

これでスマートウォッチでGarmin Pay(ガーミンペイ)が使えるようになります。
ただしデビットカードは即時決済型ですから、銀行口座にお金が入ってないと使えません。銀行口座を新規開設した方は、Garmin Payの利用の前に入金することを忘れないでくださいね。
「VISAのタッチ決済で」と伝えて決済する
次はお店のレジでの支払い手順をご説明しましょう。といっても簡単で、まずはGarminウォッチのウォレットを起動して、後はリーダーにかざすだけでOKです。
- 1.横のボタンを長押ししてショートカットメニューを表示
- 2.ウォレットアイコンを選択する
- 3.4桁のパスコードを入力(カード登録時に設定したもの)
- 4.「VISAのタッチ決済で」と店員に伝える
- 5.リーダーにかざすか軽くタッチ
- 6.画面の縁が緑色になってチェックマークが出れば清算完了
- 7.自動的に画面が時計に戻ります
ウォッチを腕につけてから24時間以内であれば、パスコードの再入力は必要ありません。パスコードは3回間違えると、ウォレットがロックされてしまいますので、気をつけてください。
Garmin Pay(ガーミンペイ)はVISAのタッチ決済で清算しますが、これにはクレジットカードと同じリーダー(読み取り端末)を使用します。
レジでは「VISAのタッチ決済で」、もしくは「VISAで」「クレジットカードで」と伝えてください。そしてリーダーの黒い読み取り部分(入力キーやカード挿入口の上部)にウォッチをかざします。
店員さんがGarmin Payのことを知らなくても、あなたがこの手順を知っていれば間違いなく清算できるでしょう。
2020年5月からGarmin Pay(ガーミンペイ)がSuicaに対応

2020年5月21日から、ついにGarmin PayがSuicaに対応しました。
Suicaの発行やクレジットチャージなどができるようになるので、より便利に使いたい!という方に、試して欲しいサービスです。
Garmin Payが使いづらかったのは、紐づけられるのが特定のデビットカードしかないという理由がありました。しかし、Suicaを発行すれば、手持ちのクレジットカードと紐付けすることができます。
Suicaを使えばJREポイントが貯まる
Suicaを使ってお買い物をすると、100円もしくは200円ごとに1ポイント、JREポイントが貯まります。
「JRE POINT WEBサイト」に登録をしておけば、ウォッチを使ったお買い物でも、もちろんポイントを貯めることができますので、さらにお買い物が便利に、お得になりますね。
JREポイントは1ポイント1円でSuicaにチャージできますから、Suicaを利用する方には使い勝手抜群です。
Garmin Pay Suicaにおすすめのクレジットカード2選
Suicaのチャージなどでポイントを貯めやすい、おすすめのクレジットカードを2枚ご紹介します。
Suicaユーザーなら、持っておいて損はしないですよ。
還元率最大11.5%!ビックカメラ Suicaカード
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラ、コジマ、ソフマップで利用すると、ポイント還元率が最大11.5%にもなるお得なカードです。
まず、Suicaにクレジットチャージをすると、JREポイントが1.5%貯まります。これだけでもかなりの高還元率なのですが、ビックカメラでのお買い物の際にチャージした Suicaを使うと、現金と同じように10%のビックポイントが付きます。
家電量販店では、現金払いでないとポイント付与率が低いので、これは嬉しいですよね。JREポイントとビックポイント、合わせて最大11.5%貯まるということです。
また、Suicaへのチャージでもポイントは3倍(還元率1.5%)になりますので、Suicaユーザー必携のカードだといえるでしょう。
年会費も年に1度でもカードを利用すれば無料ですから、実質無料と言えますね。
| 年会費 | 初年度無料、次年度以降477円(税別) ※年間1回以上のショッピング利用があれば翌年年会費無料 |
|---|---|
| スペック |
・基本ポイント還元率1% (JREポイント0.5%+ビックポイント0.5%) ・Suicaチャージや定期券の購入でポイント還元率1.5%(3倍) ・ビックカメラ・ソフマップ・コジマでSuica決済時ポイント還元率最大11.5% ・JREポイント加盟店にてポイント還元率1% ・ビックポイントをSuicaにチャージ可能 ・最高500万円の海外旅行傷害保険付帯 ・最高1,000万円の国内旅行傷害保険付帯 ・紛失時はチャージ分も含めて補償 |
駅ビルで還元率が3.5%の高還元!JRE CARD
JR東日本の沿線に住んでいる方なら、ぜひ持っておきたいカード、それがJRE CARDです。
JR東日本沿線の駅ビルなどを含むJRE CARD優待店では、なんと3.5%の高還元率になるからです。
お仕事帰りや休日に駅ビルで買い物をする、という方なら、このカードを使って買い物をした方が、断然お得です。また、定期券の購入やSuicaへのチャージでは、ポイントが3倍(還元率1.5%)になります。
年会費は初年度のみ無料ですが、JR東日本スポーツが運営する施設(ジェクサー・フィットネスクラブ等)の月会費をカードで支払うと、次年度以降の年会費も無料になります。
WEB明細に登録するだけで年間600ポイント貰えますので、この特典だけで年会費の元は取れますよ。
| 年会費 | 初年度無料、次年度以降477円(税別) |
|---|---|
| スペック |
・基本還元率0.5% ・Suicaチャージや定期券の購入でポイント還元率1.5% ・JR東日本沿線駅ビルなどJRE CARD優待店にてポイント還元率3.5% ・JREポイント加盟店にてポイント還元率1.5% ・Suica機能なし、Suica機能付き、Suica定期券機能付きを選択可能 ・モバイルSuica年会費無料 ・最高500万円の海外旅行傷害保険付帯 ・最高1,000万円の国内旅行傷害保険付帯 |
Garmin Pay Suicaは使い方も簡単!ウォッチをかざすだけ
Garmin Pay Suicaなら、決済画面を出さなくてもウォッチをかざすだけで決済が完了します。

スピーディーに決済ができる点も、Garmin Pay Suicaの魅力です。
Google Payからチャージが可能
Garmin Payは専用アプリと連携させて使うことは、先ほど説明しましたが、Suicaの発行やGoogle Payからのチャージなどもアプリから行います。
まずはGoogle Payアカウントと作り、いつも使っているクレジットカードを登録するだけで使えるようになります。
あとは好きな金額をチャージしておけば、いつでもウォッチでSuicaが使えるようになるのです。

対応ウォッチは12種類
対応予定の機種は、こちらです。今後も機種は拡大されていく予定です。
- VIOACTIVE 4/4S
- VENU
- LEGACY HERO
- LEGACY SAGA
- VIVOMOVE STYLE
- VIVOMOVE LUXE
- VIVOMOVE 3/3S
- FENIX 6
- FENIX 6S
- FENIX 6X
- FENIX 6X PRO DUAL POWER
- APPROACH S62
Garmin Pay(ガーミンペイ)はスポーツに便利な決済方法です
以上、Garmin Pay(ガーミンペイ)についてのご説明でした。スマートウォッチで使える電子決済は、ランニングなどスポーツ愛好家の方にはとても便利なアイテムですよね。対応店舗は順次拡大中で、マクドナルドやローソンでも決済できます。
これまで、紐付けれるのは三菱UFJ-VISAデビットとJNB Visaデビットカードだけで、クレジットカードが使えないのがちょっと不便でしたが、Garmin Pay Suicaを使えばクレジットカードと紐付けすることもできるようになります。
JNB Visaデビットカードも三菱UFJ-VISAデビットも無料で利用できますし、クレジットカードも年会費無料のものを使えば、コストもかかりません。












