クレジットカード基礎知識
クレジットカード二重請求、見つけたらどうする?正しい対処法を紹介
投稿日時:2020.02.06
クレジットカードの決済処理は、利用先の店舗とクレジットカード会社によって行われるものであり、利用者本人がそこに関わることはできません。
そのため、時にはシステム処理のミスなどで思いもしないようなトラブルが発生することがあります。
その1つが、二重請求です。ここではクレジットカードの二重請求が発生する仕組みや二重決済を解消するための対処法について、詳しくご紹介しましょう。
処理上のミス?それとも故意?二重請求が起こる3つの原因
クレジットカードの二重請求とは、文字通り、1つの支払い内容が重複して請求されてしまっている状態を指します。二重請求が発生する原因としては、主に以下の3つが考えられます。
- 利用先の店舗による決済処理のミス
- クレジットカード会社による決済処理のミス
- 利用先の店舗による故意の請求
二重請求のほとんどは、上の2つのうちいずれかが原因でおこるものです。例えば、『決済処理中に通信の問題が起こり、やり直したが、実際には1度目の決済も成立していた』などというようなケースです。
しかし中には、取り扱い店舗が故意に二重請求を行い、売り上げを水増ししようとする悪質なパターンもあり得ます。
このようなケースでは、最悪の場合、その決済カードのデータをもとに偽の売り上げを複数回にわたって計上する、いわゆる不正利用につながってしまうこともあるのです。
特に海外ではこの悪質な二重請求に遭遇するリスクが高まるので、クレジットカードの利用にはくれぐれも注意が必要です。
利用明細がカギ!二重請求を確実に発見するには?
二重請求が発生した場合、どうやって見つければよいのでしょうか?実は、二重請求を利用者が発見する方法は1つしかありません。毎月の利用明細をしっかり確認することです。

利用明細上に、同じ店舗で同日に、同額のデータが2つ計上されている場合、まず間違いなく二重請求が発生しているとみてよいでしょう。
中には、決済データ自体は1つでも、実は二重決済状態になっていたなんていうパターンもあるので、金額もしっかり確認することをおすすめします。できれば決済時の控えを保管しておいて、利用明細と照合するところまでできれば完璧です。
逆に言えば、利用明細をしっかりと確認しておかないと、二重請求に気づくことができず、見逃してしまう可能性が非常に高くなります。
二重請求を確実に発見するためには、毎月の利用明細は必ずチェックするようにしてください。特に海外旅行の後は、利用明細のチェックを入念に行うようにした方が良いでしょう。
二重請求を見つけた場合の対応方法!まずはカード会社に連絡
もしも二重請求と思われる請求データを見つけたら、まずは最初にすべきことはカード会社への連絡です。たいていの場合、クレジットカードの裏面に利用者向けのコールセンターの連絡先が記載されているので、確認してすぐに連絡しましょう。
その際はカード利用時の控えがあった方が調査がスムーズに進みやすくなります。控えを保管している場合は、その旨をカード会社に伝えた方が良いでしょう。
なお、二重請求の調査結果が出るタイミングによっては、月内の請求取り消し処理が間に合わず、いったん二重請求状態のまま引き落としがされてしまうこともあり得ます。
ですがその場合にも、翌月にはきちんと過剰分の返金が行われるので、安心して待ちましょう。
要注意!カード会社によっては自分で利用先への確認が必要かも
カード会社によっては、二重請求が判明してコールセンターに相談をした際に、まずは自分でカードの利用先に決済状況を確認するようにと指示される場合もあります。
その場合は、一度は利用先に確認をとらなければなりません。とはいえ、クレジットカードの決済システムを詳しく知っているわけでもない利用者本人が、自分で決済状況を問い合わせて二重請求を解消するというのは、簡単なことではありませんよね。
特に利用先が海外だった場合は、言葉の壁があるうえに、最悪の場合、故意の二重請求の可能性もあるわけですから、なおさら難易度は高くなります。
自分で問い合わせをしてスムーズに二重請求の解明ができるようなら良いのですが、もし交渉が難航する場合は、無理せずカード会社に再度連絡をして、調査依頼をすることをおすすめします。
不正利用なら盗難保険適用の可能性あり!ただし補償期間は60日間
もしも二重請求が悪質な業者による故意の物だったり、そこからさらにカード情報を悪用して架空請求が行われている場合は、不正利用として盗難保険が適用される可能性があります。
クレジットカードの紛失や盗難による不正利用被害を全額補償する保険のこと。原則として、ネット上の情報のみの不正利用にも対応している。ほとんどのクレジットカードに基本のサービスとして付帯している。
盗難保険が適用されることになれば、もしも業者側が二重請求を取り消してくれなくても、損害は全額補償されることになります。
ただし盗難保険の補償期間はカード利用時から60日間程度と限られており、それを過ぎてしまうと、たとえ保険の適用対象であっても補償が受けられなくなってしまうので、その点は注意が必要です。
WEB明細でお得になるおすすめのクレジットカード
不正利用による補償はクレジットカード利用から60日以内と以外に短いですから、早期発見がとても重要なカギを握ります。
必ず毎月利用明細を確認頂く事がとても重要ですが、紙の明細ではなくWEB明細に切り替える事によって、年会費が優遇されるカードやポイントをゲットできるクレジットカードがありますので、ここではこれらのカードをご紹介しておきましょう。
WEB明細で年会費が500円引きになる!三井住友カード
三井住友カードはWEB明細の利用によって、年会費が500円引きで利用できるお得なクレジットカードです。ちなみにWEB明細の利用+「マイペイすリボ」に登録をしてリボ手数料が発生すれば、年会費を無料にすることができます。
ところが今なら三井住友カードは年会費ずっと無料キャンペーンを開催中で、この期間にカードを作った方は三井住友のハイスペックカードを年会費無料で利用頂けます。
三井住友カードは最高2,000万円の海外旅行保険や海外ショッピング保険が付帯しますから、海外でも安心して利用頂けます。
セブンイレブンなどのコンビニやマクドナルドでポイント5倍(還元率2.5%)と高還元な上に、選んだ3つの店舗で常にポイント2倍など還元率も高くお得なクレジットカードですから、メインカードとしても大活躍してくれること間違いなしと言えるでしょう。
年会費ずっと無料キャンペーンは2020年4月30日まで開催されてますので、是非このお得な機会を見逃さないようにしましょう。
WEB明細で還元率0.5%アップ!TOKYU CARD
東急電鉄の沿線にお住まいの方に一押しなのがTOKYU CARD ClubQ JMB PASMOです。このカードは東急グループ店舗を高還元で利用できるカードなのですが、WEB明細に登録すると東急グループ店舗以外の還元率が0.5%→1%までアップします。
東急百貨店での利用なら3~10%還元、PASMOへのオートチャージでも1%分のポイントが貯まるなど、東急電鉄の沿線にお住まいの方には大変使い勝手もよく高還元で利用できるおすすめのカードですね。
二重請求の取り消しは正当な権利!絶対に見逃してはいけない
もしもクレジットカードの二重請求が発生すると、その利用分での支払額が単純に倍になってしまいますよね。もとの利用額によっては、かなりの大きな損害が出てしまうこともあり得るでしょう。
二重請求は基本的には利用者に一切の過失がない状況で発生するものであり、その取り消しは正当な権利です。もし発見したら、すぐに解消に向けて行動を起こしましょう。
そして二重請求を絶対に見逃すことがないように、クレジットカードの利用明細は必ず毎月確認するクセをつけておくようにしましょう。









