ETCカード
ETCの領収書・利用明細書がほしい方へ発行する方法をご紹介
投稿日時:2019.12.12
ETCはキャッシュレスで料金所を通過できるので、とても便利なものですが、困るのが領収書だと思います。
現金とは違い料金所では領収書をもらっていないので、経費の精算などで領収書が必要だと言われたらどうすれば良いのでしょうか。
そこで今回は、 ETCを利用した時に領収書をもらう方法や、後から印刷する方法などをご紹介します。
営業などで会社の車を使う人はもちろんのこと、通行料を経費で落としたい個人事業主の方もぜひ参考にしてください。印刷する方法はいろいろありますので、慌てなくても大丈夫です。
領収書の代わりに利用証明書を使えば大丈夫!
これまで、現金で通行料を支払っていた時には、お金を支払うと同時に領収書がもらえました。
しかしETCを利用して料金所を通過した場合には、通行が楽になる代わりに、料金所で領収書がもらえなくなりました。
会社の経費を精算するときなど、手元に領収書がない場合には、何を証拠書類として提出すれば良いのでしょうか。
ETCカードは、基本的にはクレジットカード機能のついたカードですので、料金は後払い。その場で現金のやり取りがないため、領収書が発行されません。
その代わりとなるのは、カード会社の発行している利用明細書か、道路事業者の発行している利用明細書です。
金銭授受の証拠書類ではないですが、いつどこで、いくら使ったかの証明にはなりますので、利用明細書を領収書がわりに使いましょう。
ETCの利用照会サービスを利用する方法
利用明細書の使い方の一つ、ETC利用紹介サービスに登録をすると、クレジットカードの利用明細書ができる前に、ETCの履歴を紹介することができるようになります。
ETC利用照会サービスに登録する
会社の経費精算の方法として、社員ごと、もしくは車ごとにETCカードを持たせている場合があるでしょう。個々に、ETC利用紹介サービスに登録をしておいてもらうと、精算処理が楽になります。
- 利用規約に同意し、メールアドレスを入れて仮登録をする。
- 本登録をし、ユーザーIDとパスワード、ETCカード番号、車載器管理番号を入力する。
- ログインすると、利用明細書を照会することができるようになる。

登録は無料ですから、高速道路を利用したら早めに登録しておきましょう。
データをダウンロードする
過去データは最大で15ヶ月前まで遡ることができます。PDFをダウンロードすれば、ETCを使ったことを証明する書類として使えます。
必要なところをプリントアウトして使ってください。

使った直後は見られないことに注意
これは利用紹介サービスのシステムの都合ですが、使った直後にデータを見ることはできません。
実際にデータをダウンロードできるようになるまでは、最大で4時間ほどかかることがあります。
また、利用登録をすれば、古いデータはすぐに見られるかというとそうではありません。
その他、ETCの利用証明書を印刷する方法
パソコンで利用履歴を紹介して印刷する以外にも、もっと手軽な印刷方法がありますので、ご紹介します。忘れないうちに、手早く印刷しておいたほうがいいでしょう。
サービスエリアで印刷する
ETCの利用明細は、サービスエリアでも印刷できるのです。
カードによって若干の違いはあるものの、およそ100件程度の履歴が残されていますので、高速道路を利用する際に、数回に1度、サービスエリアに立ち寄った時に印刷しておくと良いでしょう。
車載器からETCカードを抜き取り、カードリーダーに挿入して読み込ませるだけです。

サービスエリアに「ETC利用履歴発行プリンター」というものがありますので、カードを読み込むだけで簡単に印刷ができます。音声での案内がありますので、初めてでも大丈夫です。
履歴には、
- 利用年月日
- 料金
- 入った料金所
などの情報が記録されています。印刷したい走行記録を選択して印刷してください。

主要なサービスエリア等のプリター情報です。
| サービスエリア名 | 利用可能時間 | 設置場所 |
|---|---|---|
| 静岡SA(上下) | 24H | エリア・コンシェルジュ付近 |
| 海老名SA(上下) | 24H | エリア・コンシェルジュ付近 |
| 浜名湖SA(集約) | 24H | エリア・コンシェルジュ付近 |
| 厚木PA(内回り・外回り) | 24H | (内回り)正面入口を入って左手カウンター (外回り)正面入口を入って右手カウンター |
| 談合坂SA(上下) | 24H | エリア・コンシェルジュ付近 |
| 駒ケ岳SA(上下) | 24H | エリア・コンシェルジュ付近 |
印刷し終わったら、カードを抜き取って再度車載器にセットするのをお忘れなく!
車載用のプリンターを使って印刷する
車載用のプリンターを使うと、いつでもどこでも印刷ができるようになります。個人事業主の人は自宅に、社員カードを使っている人は会社にこのプリンターがあると便利です。
- 料金所情報(入り口・出口)
- 利用年月日
- 利用料金
等の情報を印刷することができます。株式会社デンソーが出している車載用のプリンターがよく知られています。
価格:48,000円(税別)
ETC車載器に直接接続することで、ゲートを通った時に自動的に履歴を印字してくれるプリンタです。タクシーなどその場で印刷したい方に。
価格:66,000円(税別)
ETCカードを差し込むと、履歴を印刷することができます。事務所などで後で印刷する時に適しています。
コンビニ、スーパーなどで印刷する
プリンターが家になくても、サービスエリアまで行かなくても、コンビニでも印刷ができます。
スーパーやコンビニにネットワークプリントの機械が置いてあれば、簡単にプリントができます。大抵のコンビニにはありますし、イオンやダイエーにもあります。
一般レーンの出口から出る
少々面倒ですが、どうしてもその場で利用明細書が欲しいという場合には、出口を通るときに、ETCのレーンではなく、一般レーンから出ます。
また、ETCカードを利用することで割引を受けられサービスがついている場合、一般レーンを通ることでその割引サービスを受けられなくなってしまう可能性があります。
レンタカーを利用した場合は車載器の番号を確認すればOK
では、レンタカーを利用した場合に、利用明細書はどのように発行すれば良いのでしょうか。
まずはレンタカーに乗る時に、車載器を見て管理番号を控えておきましょう。もしラベルの位置がわからない時には、乗る前に係員に調べて聞いておいたほうが無難です。
もしくは、レンタカー会社に連絡し、車載器の管理番号を聞くことができれば、ETC利用紹介サービスに登録そをして、証明書を印刷することは可能です。
クレジットカードの利用明細書も使える
手にするまでに少々時間が必要ですが、クレジットカードの利用明細書も使った履歴の証拠書類として、使うことができます。
ETCの利用明細は、クレジットカードの本体と合わせて送られてくると思います。
そこに、日付はもちろん、使った区間は料金などが記載されていますから、それを経費精算の書類として使っても問題はありません。

ただし、クレジットの利用明細は、実際に使ってから支払いが確定するまで時間がかかるため、早く利用明細書を出したい時には、上記でご紹介したような方法をおすすめいたします。
ETC利用の明細書は印刷する方法が色々ある!
自宅でパソコンから登録して印刷することもできますし、サービスエリヤや身近なコンビニなどでもカードを使って利用明細書を手にすることができます。
プリンタがなくても、コンビニでしたら大体どこの店舗でもネットプリントができますので、印刷するのは簡単です。
領収書がなくても利用明細で代用することはできますので、ご自身にあったやりやすい方法で印刷してください。










