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病院でクレジットカードは使える!?気になる疑問やメリットを解説
投稿日時:2019.06.19
病気やケガなどで病院にかかると、費用が思いがけず高額になって驚くことがありますよね。病院での支払いをクレジットカードで済まられれば…と思う方も多いのではないでしょうか?
実は近年、病院でもクレジットカードが使えるところが増えてきています。今回はそんな病院のクレジットカード対応状況について解説しましょう。病院でクレジットカードを利用することのメリットや、気になる疑問についても詳しく確認していきたいと思います。
大病院はほぼ利用可能!病院のクレジットカード対応状況
病院のような医療機関というと、どちらかと言えばクレジットカードが使えないというイメージが強いですよね。
しかし最近では、病院でもクレジットカードでの一括、あるいは分割支払いに対応可能なところが増えてきています。
総合病院や国立の病院ではクレジットカードが使える
特に総合病院や大学病院、国立の病院といった大規模な医療機関では、ほとんどがクレジットカード支払いに対応しています。中には、クレジットカード対応の自動精算機を整備しているところもあるほどです。
一方で、地方の中規模病院や個人が経営する医院などは、まだまだクレジットカードでの支払いが普及しているとは言い難く、対応状況にかなりのばらつきがあるのが現状です。
その中でも、治療費が高額になりがちな産婦人科や歯科、美容整形外科といった部門の病院はクレジットカード対応に比較的積極的な傾向にありますが、診療内容や金額によってクレジットカードの支払いが制限されているケースが少なからずあるので注意が必要です。
例えば歯科であれば、通常の虫歯のような保険適用治療は現金支払いのみで、インプラントなどの保険外治療でなければクレジットカード決済はできないということも珍しくありません。
病院でクレジットカードを使うなら、なるべく事前確認を
病院での医療費をクレジットカードで支払いたいと考えているのであれば、なるべく事前に病院の方に直接クレジットカード利用の可否を確認することをおすすめします。
といっても、急病などで予定外に病院にかかるなど、事前の確認ができないことも多々ありますよね。そのような場合には、窓口での受付の際に一言確認してみるとよいでしょう。
また、クレジットカードが使える病院では、普通のお店などと同じように受付窓口や入り口などに使えるカードブランドを示すステッカーを掲示しているところもあります。

なお、ネット上には病院情報をまとめたサイトなども多数あり、中にはクレジットカードの対応状況を掲載しているところもあります。しかしこうした公式サイト以外のネットの情報は必ずしも最新であるとは限らないので注意が必要です。
現金よりお得で便利!?病院でのクレジットカード利用3つのメリット
病院でクレジットカードを利用して支払いができると、現金と比べて多くのメリットがあります。具体的に確認してみましょう。
- 支払いに応じてポイント還元がある
- 現金の手持ちがなくても支払いができる
- 支払いがスムーズに済ませられる
病院でのクレジットカード支払いのメリットと言えるのは、この3点です。以下にもう少し詳しく解説していきたいと思います。
高額な医療費…クレジットカードならポイントが貯まってお得!?
まずクレジットカードならではの最大のメリットと言えるのが、利用に応じてポイント還元が受けられるという点です。
クレジットカードは医療費の支払いに利用した場合にも、例えば飲食店や小売店での支払い時と同じようにポイントが貯まるようになっています。
医療費というのは治療内容にもよりますが比較的高額になる傾向がありますから、それがすべてポイント付与の対象となるのはお得感がありますよね。
現金の手持ちがなくても安心!クレジットカードなら支払いの心配なし
急病やケガで病院にかかる際など、現金の手持ちがなく、具合が悪くてATMに立ち寄る余裕もないということもありますよね。
そんな時、クレジットカードが利用できれば、支払いの心配をせずに治療を受けることができます。
例えば思いがけず高額な治療費がかかる場合や、急遽入院になってしまって現金を用意することができないという場合でも安心です。
体調が悪くてもクレジットカードなら支払いスムーズ
支払い自体がスムーズに済ませられるというのもクレジットカードの利点の1つです。現金で支払いをする場合、お札や小銭を数えながら必要な金額をそろえ、必要ならおつりを受け取って…と細かい作業が意外と多くなります。
健康な時なら何でもないことかもしれませんが、体調がよくない時には思いがけず負担に感じるものです。
その点クレジットカードなら金額に関係なく、カードを1枚差し出すだけで事足りてしまいます。
後は必要に応じてサイン記入や暗証番号入力をするだけで支払いは完了です。このスムーズさは、体調不良の際にはとても心強く感じられるのではないでしょうか?
医療費控除は?限度額は?クレジットカード利用の2つの疑問を解説
病院のクレジットカードの対応状況や利用するメリットが確認できたところで、病院でのクレジットカード利用のよくある疑問についてもお答えしておきましょう。
- クレジットカード支払いは医療費控除の対象になる?
- 医療費が高額になりクレジットカードの限度額を超えてしまう場合はどうする?
今回解説するのはこの2つの疑問です。
クレジットカード払いでも医療費控除の対象になる
医療費に関しては、年間を通して一定額以上の支払いが発生した場合に所定の所得控除が受けられる、いわゆる医療費控除という制度がありますよね。
支払いにクレジットカードを利用した場合でも、この医療費控除の対象となるのかというのは不安に感じるところだと思います。
むしろクレジットカードで医療費を支払えば、通常の形式の領収書とクレジットカードの利用明細のダブルで医療費の記録を残すことができるので、医療費控除申請に関してはメリットが生じます。
医療費控除の申請時に万が一、病院発行の領収書を紛失してしまっていた場合でも、クレジットカードの利用明細が残っていればそちらを医療費の証明として提出することが可能になるのです。
ただしクレジットカードの支払いを分割払いにした場合に発生する分割手数料については、医療費に付随する支払いではありますが医療費控除の対象とはならないので、その点は注意が必要です。
医療費が限度額をこえる場合は限度額の一時増額ができるかも
手術や保険外の治療などで医療費が高額になると、場合によってはクレジットカードの限度額を超えてしまうということもあるかもしれません。
その場合は、限度額を一時的に大幅に引き上げる『一時増枠』という仕組みを利用することができる可能性があります。
ただし一時増枠のサービス内容や仕組みにはカード会社によって多少の差があります。増枠が必要になる可能性が高い状況になった場合には、なるべく早めにカード会社に問い合わせ、手続きを進めておいた方がよいでしょう。
転んでもただでは起きない!?病院でもクレジットカードを活用すべし
病気やケガでしんどい状況に陥った時にこそ、スムーズに支払いができて、しかもお得にポイントが貯まるクレジットカードは便利で頼もしく感じられますよね。
もちろん、病院にかかる機会はなるべく少ない方がいいことは間違いありません。しかし、もしも不慮の病気やケガで通院・入院することになってしまったときには、クレジットカードをしっかりお得に活用するという『転んでもただでは起きない』精神も、心のどこかに持っておいてもよいのではないでしょうか?










