スマホ決済
LINE Pay(ラインペイ)カードはJCB加盟店で使える
投稿日時:2020.09.24
LINE Payはスマホでの利用が基本となるモバイル決済サービスですが、アカウントを連動して利用できるプリペイドカード『LINE Payカード』を発行することも可能となっています。
このLINE Payカードが、単なるLINE Payのカード化にとどまらない、非常に使い勝手の良いサービスとなっているのです。
スマホのLINE Payよりもさらに幅広く活用できるLINE Payカードの仕組みや特徴について、ここでは詳しく解説していきましょう。
LINE Pay(ラインペイ)がカードになった!LINE Payカードの仕組み
LINE Pay(ラインペイ)カードは、LINE Payアカウントと連動して利用するプリペイドカードです。

LINE Payアカウント1つにつき1枚のみ申し込むことが可能で、どちらでチャージや決済をしてもその利用状況が互いに反映されるようになっています。
申し込み資格はLINEユーザーであることのみとなっており、審査はもちろん不要、発行手数料・年会費も無料の気軽に作れるプリペイドカードです。
LINE Payアプリで簡単申し込み!LINE Payカードの作り方
LINE Payカードの作り方についてもご紹介しておきましょう。LINE Payカードは現在、LINE Payアプリ内からのみ申し込み可能となっています。
LINEウォレット→LINE Pay→LINEPayカードと進みます。
カードはオンライン専用のバーチャルカードと、実店舗でも利用できるプラスチックカードの2種類があります。
クレジットカードを持っていない、現金ではなくLINE Payの残高を使ってお買い物をしたいという方には、とても便利です。
また、銀行口座をチャージ先に指定することで、銀行口座引き落としにすることもできるので、デビットカードのような使い方がでくるカードです。

プラスチックカード本体は申し込み後1?2週間程度で登録した住所あてに普通郵便で届きます。LINE Payカードが手元に届いたらまず最初にすべきことは、利用開始手続きですね。
LINE Pay(ラインペイ)カードの利用開始手続きは、申し込みと同じくLINE Payアプリ内で行います。手順としては、カードの裏面に記載されたセキュリティコードを入力するのみとなっており、やはり非常に簡単です。
カード裏面に記載された、15桁のお客様番号の下3桁を入力します。

この利用開始手続きが済めば、すぐにLINE Payのチャージ残高をそのままLINE Payカードでの支払いに利用することができるようになるのです。
利用上限額も使える機能も異なる!アカウントの状態に要注意
LINE Payカードを利用する上で注意してほしいのが、LINE Payのアカウントの状態によって利用上限額が異なるという点です。
そしてそこから本人確認(銀行口座または身分証明書の登録)を行うことで、LINE Moneyアカウントを取得することができる仕組みになっているのです。
このアカウントの違いが、利用上限額や使える機能に少なからず影響してきます。2つのアカウントの違いを以下に一覧でご紹介しましょう。
| LINE Cashアカウント | LINE Moneyアカウント | |
|---|---|---|
| 利用上限額 | 1回/1ヵ月につき10万円 | 1回につき100万円 月間利用額制限なし |
| 加盟店での店頭決済(オンライン含む) | 〇 | 〇 |
| 加盟店請求書決済 | 〇 | 〇 |
| LINE友達同士への送金依頼 | 〇 | 〇 |
| LINE友達同士の送金 | × | 〇 | LINE友達同士への割り勘依頼 | 〇 | 〇 |
| LINE Pay残高の出金 | × | 〇 |
| 外貨両替 | × | 〇 |
| 韓国ATM両替 | × | 〇 (マイナンバー認証が必要) |
このように、利用上限額に10倍もの差が出るほか、LINE CashアカウントではLINE Payの機能の便利な送金サービスなどが使えないのです。
LINE Cashアカウントのままでもお買い物自体は問題なくできるのですが、利用上限額の差は気になるところですよね。
大きなお買い物をすることが多い人は、LINE Moneyアカウントを取得した方が便利でしょう。
本人確認の手続きは銀行口座や身分証を登録するだけ
本人確認の手続きは銀行口座や身分証をLINE Payに登録するだけの非常に簡単なものなので、なるべくなら早いうちに済ませてしまうことをおすすめします。
登録可能な銀行や身分証の種類、登録手順などは、こちらの本人確認の手続きについて詳しく解説している記事でご紹介してますので、是非あわせてご覧下さいね。
LINE PayカードはJCB加盟店でも利用できる
LINE Pay(ラインペイ)カードは、国際カードブランドのJCBに属するプリペイドカードとなっているため、LINE Pay加盟店の他にも国内外約3,000万店のJCB加盟店で支払いに利用することができます。
クレジットカードではないのに、JCBのクレジットカードと同じように使えるのです。
使うときは、「JCBカードで」と伝えるとスムーズです。

もちろん、加盟店であればオンラインショップでも利用可能です。その場合には、「クレジットカード払い」を選択し、クレジットカードで支払う時と同じように、カード番号や有効期限等を入力すればOKです。
ただしLINE PayのアカウントがLINE Cashの場合は、海外の実店舗では利用することができません。
LINE Payカードはプリペイドカードにて事前チャージが必要
LINE Payカードはプリペイドカードですから、利用前に事前にチャージが必要です。
また、基本的に決済時のサインや暗証番号は不要ですが、病院の自動精算機など一部の店舗で利用する場合には事前に設定した暗証番号が必要になることもあります。
なお、Amazonなど一部の加盟店では即時決済ではなく、後日請求になってしまうことがあります。
その場合は、タイミングによってはLINE Pay残高が決済額に足らずマイナスになってしまうことがありえるので、注意が必要です。
QUICPay+加盟店でもLINE Payカードを利用可能
さらにQUICPay(クイックペイ)加盟店もLINE Pay支払いへの対応が可能となっています。

Google Payを介しての利用となるため対応機種はAndroidの対象端末に限られますが、国内約113万店にも及ぶQUICPay加盟店での支払いが可能となれば、より便利に活用することができるでしょう。
LINE Payカードで「LINEポイントを使用」を設定しておくと、支払い時にポイントを利用することも可能です。
利用方法は簡単!LINE Payのメインメニュー右上にある「Google Pay」をタップし、LINEバーチャルカードを発行します。「GooglePayに登録」に進み、LINE Payカードを登録します。
すでにバーチャルカードをお持ちの方は、カードを追加するだけです。
支払う時は、「QUICPayで」と伝えて、スマホをかざすだけ!カードを出すことなく、スマートに支払いができます。
セブン銀行ATM出金サービスもLINE Payカードで利用可能
LINE Payカードは加盟店での支払いの他、セブン銀行ATMでの現金出金にも利用することができます。
必要以上にチャージしてしまって余った残高を使いかねている場合などには、便利なサービスです。操作手順を簡単にご紹介しましょう。

2.LINE Payカードに設定した4ケタの暗証番号を入力
3.出金額を入力(1,000円~10,000円)
4.LINE Payカードと紙幣を受け取り
このように、ほぼ銀行口座から預金を引き出すのと同じ感覚で操作をすることができます。
なお、上で掲載した表を見ていただくとわかる通り、セブン銀行ATM出金サービスを利用するにあたっては、LINE Moneyアカウントが必要となるので注意してください。
最高還元率3%!LINE ポイントクラブでポイント&クーポンゲット
LINEポイントクラブは、これまでの「マイカラー制度」に代わって新しくスタートしたメンバーシッププログラムです。
自分のランクに応じたポイントが「チャージ&ペイ」利用時に還元され、そのポイントはもちろんLINE Payでの支払いなどに使うことができます。
最高還元率3%!特典プログラム『LINEポイントクラブ』
「LINEポイントクラブ」では、過去6ヶ月間のポイント獲得数に応じて、4段階の「マイランク」が適用されます。
マイランクの判定条件、ランクごとの還元率は以下の通りです。

| マイランク | 特典クーポン枚数(月) | 還元率 | 6ヶ月間に必要な ポイント数 |
|---|---|---|---|
| プラチナ | 10枚 | 3% | 5,000ポイント |
| ゴールド | 2% | 6枚 | 500ポイント |
| シルバー | 1.5%% | 3枚 | 100ポイント |
| レギュラー | 1% | 1枚 | 0ポイント |
マイランクは、毎月1日の午前10時に更新されます。例えば、1月~6月の半年でランクを判定し、7月1日からの1ヶ月、そのランクが適用されることになります。
マイランクを確認するには、LINEのウォレットからポイントクラブをタップします。その上部に、今月のランクが表示されています。
ポイントは、後ほど説明する「チャージ&ペイ」、もしくはLINEの各種サービスを利用することで貯めることができます。
「チャージ&ペイ」で最大3%ポイント還元
「チャージ&ペイ」とは、LINEポイントクラブと同時にスタートしたサービスで、「Visa LINE Payクレジットカード」をLINE Payに登録することによって、利用するサービスです。
これまでのように、銀行口座や現金で事前にチャージをすることなく、コード支払いが可能になります。
チャージ&ペイは、3種類の支払い方法に対応しています。
- コード支払い
- 請求書支払い
- オンライン支払い
チャージ&ペイを利用すると、自分のランクに応じて、1~3%のポイント還元が受けられます。
これまでのように、現金等でチャージした残高払いでは、ポイントがつかなくなりますので、お買い物でポイントを貯めたいという方は、チャージ&ペイを利用すると良いでしょう。
チャージ&ペイで利用できる「Visa LINE Payカード」
チャージ&ペイで利用できるのは、この「Visa LINE Payカード」で、2021年4月30日まで3%もの高還元で利用できる大変お得なクレジットカードです。
カードが来たら、LINE Payアカウントに登録することで、カードの利用ごとにLINEポイントがつくようになります。
年会費も年に1度でも利用すれば無料となりますから、実質無料ですので、コストもかかりません。
通常は還元率1%ですが、2021年4月末まで2%LINEポイントが上乗せの3%の高還元となります。
つまり、チャージ&ペイで利用しなくても、このカードを利用するだけで3%分のポイントを貯められるということです(※チャージ&ペイとプラスして6%になるのではなく、上限は3%です)
当ページからのお申し込みは、LINE Pay株式会社が主催する各種キャンペーンの条件に該当しない場合がございます。
70社以上から選べる特典クーポン
プラチナランクになると、毎月10枚もらえる特典クーポンとはどのようなものか、簡単に説明しましょう。
現在では70社を超えるお店のクーポンを選べるようになっています。自分のランクに応じた枚数を、LINEポイントクラブからダウンロードして使います。
実店舗だけでなく、オンラインショップも含まれているますので、家での買い物にも使えますよ。
クーポンの一例をご紹介しましょう。
- ウエルシア:100円オフ
- くら寿司:5%オフ
- ケーズデンキ:5%オフ
- すき家:100円オフ
- デイリーヤマザキ:100円オフ
- ブックオフ:100円オフ
- 日高屋:100円オフ
- ライフ(スーパー):100円オフ
- ローソン:100円オフ
- Uber Eats:100円オフ
- 出前間:100円オフ
デリバリーなどでも使えるのがとても便利です。特典クーポンは、コード支払いとオンライン支払いで利用できます。
LINEポイントはLINE PayとしてJCB加盟店でも使える
還元されたLINEポイントは、基本的にはLINE Pay残高と同等に利用することができます。
LINEポイントをLINE Pay残高に交換するサービスは終了してしまいましたので、送金や振込、両替などには使えなくなってしまいました。
しかし、
- コード支払い
- オンライン支払い
- 請求書支払い
- LINE Payカード
- QUICPay
で、LINEポイントをそのまま支払いに使えます。
もちろん、LINE Payカードを通してJCB加盟店での支払いにも使うことができます。

還元率が毎月変わる可能性があるという『マイランク』プログラムの特性上、厳密な還元率を出すことはできませんが、最大還元率3%というのはレートとしては決して悪くないと評価できるでしょう。
都合に合わせて選べて便利!LINE Pay(ラインペイ)カードのチャージ方法
LINE Payカードは本体のLINE Payと連動したプリペイドタイプのサービスとなっているので、利用にあたっては基本的にチャージが必要になります。
LINE Payカードに直接チャージすることもできますし、モバイルのほうのLINE Payに残高をチャージしてLINE Payカードでの決済に利用するということも可能です。
ただしチャージ方法によって、1回もしくは1日でチャージ可能な上限額が異なるので、その点は注意が必要です。さらに、アカウントがLINE CashかLINE Moneyかの違いでもチャージ上限額が変わってきます。
チャージの方法とチャージ可能額を以下にまとめてご紹介しましょう。
| チャージ方法 | LINE Cashアカウント | LINE Moneyアカウント |
|---|---|---|
| LINE Payカードレジチャージ | 最小:1,000円 ※店舗により異なる 最大:1回49,000円 1円単位でチャージ可 |
最小:1,000円 ※店舗により異なる 最大:1回49,000円 1円単位でチャージ可 |
| セブン銀行ATMチャージ ※モバイルまたはLINE Payカードで利用可能 |
最小:1,000円 最大:1回10万円 |
最小:1,000円 最大:1回50万円 |
| 銀行口座からのチャージ (口座振替受付サービス) ※モバイルでのみ利用可能 |
チャージ不可 | 最小:100円 最大:1日10万円 |
| QRコード・バーコードチャージ ※モバイルでのみ利用可能 |
最小:1円 最大:1回49,000円 |
最小:1円 最大:1回49,000円 |
| コンビニでチャージ ※モバイルでのみ利用可能 |
最小:1,000円 最大:1回100,000円 |
最小:1,000円 最大:1回299,000円 |
なお、LINE Payカードレジチャージの対応店舗は、現状ではローソン(ナチュラルローソン、ローソンストア100含む)もしくはAINZ&TULPEのいずれかとなっています。
これほどチャージ方法が多彩だと都合に合わせて適したやり方を選ぶことができるので、チャージがスムーズに済ませられますよね。
どちらの使い方が良いかは好みですが、ポイントをより多く貯めたい人は、「チャージ&ペイ」がおすすめです。
盗難時は自分で利用停止手続きが必要!LINE Pay(ラインペイ)カードのセキュリティ
LINE Payカードはプリペイドカードなので、もしも盗難などにより第三者の手にわたってしまったら、その時点でチャージされている残高が容易に不正利用可能となってしまいます。
そこで気になるのが、LINE Payカードのセキュリティですよね。

LINE Payカードでは、万が一、盗難・紛失などによってカードの機能を停止したい場合には、自分でLINE Payアプリから利用停止手続きをすることになります。
運営側ではなく自分で手続きを行うことに戸惑うかもしれませんが、むしろタイムラグが生じにくい合理的なシステムと言えるでしょう。
なお、一度利用停止手続きを行うと、そのLINE Payカードをそのまま利用再開して使い続けることはできません。
一度カードを解約して、再度新たに申し込みを行う必要があります。その場合には、カード番号が変わることになります。
LINE Payカードの不正利用補償
LINE Payカードの盗難・紛失時に利用停止手続きが間に合わず、不正利用被害を受けてしまった場合にも、不正利用補償制度がきちんと備わっているので安心です。
LINE Payカードの不正利用補償は、LINE Pay運営側が利用者からの連絡を受け付けた日の30日前から受付当日までの31日間を補償期間としており、1事故当たりの補償限度額は原則10万円となっています。
LINE Moneyアカウントの場合、対象となる損害額が10万円を超過する可能性が大いにありますので、これはありがたいですね。
なお、LINE Payカード自体の盗難・紛失だけでなく、オンライン利用などでカード情報だけが盗まれた場合にも、補償はきちんと適用されます。
LINE Pay(ラインペイ)カードでLINE Payはもっとお得に便利に活用できる
LINE Payの決済サービスをLINE Pay加盟店だけでなくJCB加盟店でも利用できるLINE Payカードは、非常に便利なサービスですよね。
QUICPay加盟店での利用にも対応可能となるなど、今後さらにその活用範囲は広がっていくことが予想されます。
キャッシュレス決済がどんどん広まる中、LINE Payカードは、そんなLINE Payをさらに有効活用することができる、持っておいて決して損はないカードです。
LINE Payユーザーなら誰でも気軽に申し込めるという利点もあるので、LINE Payを今よりも便利に活用したいという方は、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?









