デビットカード
コンビニでデビットカードは使える!使い方や注意点
投稿日時:2020.10.07
キャッシュレス決済がどんどん出てきて、コンビニでは財布を出すよりもスマホを出して決済する人が増えてきています。しかし、スマホ決済も、自分でバーコードを提示するなど少々手間がかかることも。
そんな時に便利なのが、デビットカードです。電子マネーのように事前のチャージも必要ありませんし、クレジットカードのように後払いではないので、借金をしたくないという人にもおすすめです。
今回は、デビットカードをコンビニで使う方法と、おすすめのデビットカードを3枚ご紹介します。コンビニでのお買い物も、小銭を出すよりデビットカードを使うと支払いもスムーズになりますよ。
コンビニでデビットカードは使える
コンビニには色々な支払い方法がありますが、主流は電子マネー。
クレジットカードを使うこともあると思うのですが、デビットカードもちゃんと使えます。
国際ブランドのデビットカードなら大抵使える
デビットカードは、自分の銀行口座と紐付けして、カードを使って決済すると、即時に口座から使ったお金が引き落とされます。
クレジットカードと違い、カード会社に先払いしてもらうわけではなく、自分の口座にあるお金をじかに使うので、使い過ぎも防げます。
ATMからお金を引き出す手間をかけずに、口座のお金が使えるわけです。デビットカードには2種類あります。
- キャッシュカードも兼ねる J-Debit
- 国際ブランドのデビットカード
このうち、コンビニで使いやすいのは、国際ブランドのデビットカードです。
- VISA
- JCB
- MasterCard

国際ブランドがついたデビットカードなら、ほとんどのコンビニで利用頂けます。
国内専用のデビットカードが使えるのは一部だけ
国際ブランド以外ですと、J-Debitという日本国内専用のデビットカードがあります。

これは、銀行のキャッシュカードをデビットカードとして使えるというものなのですが、コンビニで対応しているところはほとんどないのが実情です。
ただし、ローソンだけは、一部の金融機関のデビットカードのみ使うことができます。
- ゆうちょ銀行(全国)
- 東和銀行(群馬県)
- 島根銀行(島根県)
- 西京銀行(広島県)
- 信用金庫(全国の214金庫)
J-Debitは少々使い勝手が悪いので、コンビニで使うなら、国際ブランドのデビットカードにした方が良いでしょう。
デビットカードはコンビニでは買えません
電子マネーのカードは、発行しているコンビニで購入できますが、デビットカードは銀行が発行しているものなので、コンビニでは買えません。
プリペイドカードではありませんので、購入して使うものではなく、クレジットカードのように申し込みをして発行してもらいます。
ただし、審査は必要なく、銀行口座を持っていれば作れるものがほとんどです。
コンビニでデビットカードを使う方法と流れ
デビットカードを使ったことがないと、コンビニではどうやって使うんだろう?と迷ってしまうかもしれません。
クレジットカードのようにして使えますので、難しいことはないですよ!
デビットカードのブランドの名前を伝える
商品をレジに持っていき、支払いをするときには、「VISAでお願いします」など国際ブランドの名前を告げましょう。
「デビットカードでお願いします」というと、J-Debitと勘違いされることがあり、「使えません」と言われてしまう可能性があるからです。
使い方は次のところで説明しますが、基本的にはクレジットカードと同じなので、国際ブランドを伝えれば大丈夫です。
レジのところに、使えるカードのブランドマークが貼ってあるはずですので、自分のデビットカードのブランドがあれば問題なく使えます。
クレジットカードと似ている、支払いの手順
ブランドの名前を伝えて、「1回払いで」とお願いしますと店員さんに伝えればOK。
店員がカードリーダーにカードを差し込み、読み込みが開始されます。
ここで、暗証番号の入力を求められたら、その通りにします。確認ボタンを押せば終了。小銭を出して支払うより簡単です。
少額ならサインレスで購入できる
コンビニで数万円の買い物をすることはあまりないと思います。カードを使うと、サインするのが面倒と思う人もいるでしょうが、少額の買い物であればサイン不要で買い物できます。
- セブンイレブン:10,000円以下
- ローソン:10,000円未満
- ファミリーマート:4,000円未満
- ミニストップ:10,000円未満
このくらいの金額でしたら、サインレスでお買い物できます。
コンビニで使えるおすすめのデビットカード3選
コンビニで使いやすい年会費無料で審査もいらないデビットカードを3枚ご紹介します。ライフスタイルにあった使いやすそうなカードを選んでください。
海外旅行にも便利!三菱UFJデビット-JCB
三菱UFJのデビットカードはJCBとVISAがありますが、特典が豊富なJCBをご紹介します。
こちらは、海外旅行によくお出かけする方におすすめのデビットカードで、旅行保険やショッピング保険が付帯している希少なデビットカードです。
また、世界各地でJCBプラザを利用できるので、観光地でどこに行ったら良いいか迷った時や、レストランを予約した時など、電話一本で対応してくれます。
年会費が無料とは思えないほど特典内容が充実してますので、デビットカードの中でも特におすすめの1枚です。
利用額の0.2%を自動キャッシュバックしてくれますから、現金払いよりも断然お得です。
デビットカードと言いながら、クレジットカード並みのサービスを受けられるカードです。万が一不正利用された場合にも、最大500万円まで補償されます。
| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| スペック |
・満15歳以上 ・0.2%自動キャッシュバック ・GooglePayに対応 ・世界60カ所のJCBプラザ利用可能 ・最高3,000万円の海外旅行保険(利用付帯) ・最高3,000万円の国内旅行保険(利用付帯) ・最大100万円の海外ショッピング保険 ・不正利用の補償が最大500万円 |
高還元の「ミライノデビット」
ミライノデビットは、いくつか種類があるのですが、一般カードなら年会費は無料です。特にあれこれ便利機能が必要ないという人は、一般カードで十分です。
口座を開設することで、キャッシュカードとデビットカードが一体になったカードが発行されます。カード発行時には審査はありませんので、年齢要件(15歳以上)だけ満たしていればOK。
利用金額に応じて、最大1%のポイント還元率と、高還元な点も人気です。国際ブランドはVISAかMasterCardが選べます。
VISAはタッチレス決済、MasterCardはコンタクトレスを搭載していますので、カードリーダーを通すことなく、かざすだけで支払いができるので、非常にスムーズです。
| 年会費 | 無料(一般カード) 11,000円(税別、プラチナカード) |
|---|---|
| スペック |
・満15歳以上 ・ポイント還元率0.6?0.8%(プラチナは1%) ・貯まったポイントは現金やJALマイルに交換可能 ・ATM・振込手数料が最大月15回まで無料 ・スマホアプリで残高確認 ・不正利用されたときの補償(30日前まで) ・公共料金の支払い可能 |
nanacoポイントがたまる!セブン銀行デビットカード
セブンイレブンをよく使う人は、nanacoポイントがたまる、セブン銀行のデビットカードがおすすめです。セブン銀行の口座を持っていなくても、口座開設と同時に申請することができます。
nanacoポイントは、通常200円で1ポイント(0.5%)ですが、このカードなら100円で1ポイント(1%)になります。普通にnanacoカードを使うよりも断然お得です。
国際ブランドはJCBのみですが、困ることはまずないでしょう。nanacoカード一体型のデビットカードもありますが、nanacoカードをすでに持っている人は、紐付け型を選ぶと良いでしょう。
nanacoポイントは1ポイントからでも電子マネーに交換できるので、実際にはキャッシュバックを受けているのと同じ感覚で使えます。
| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| スペック |
・満16歳以上 ・セブン銀行の口座を持っている(もしくは開設する) ・国際ブランドはJCB ・nanacoポイントがプラス ・貯まったnanacoポイントは電子マネーに交換 ・公共料金の支払い可能 ・通帳アプリで残高確認 |
コンビニでデビットカードを使うときの注意点
クレジットカードと同じように便利なデビットカードですが、使う時には以下の点に注意してください。
使う前に確認!残高不足に注意
デビットカードは、使いすぎを防げる代わりに、残高が残っている分しか使うことができません。
カードに残額が表示されているわけではないので、いくら残っているのかわからずに、うっかり残高不足で使おうとすると、支払いができないという恥ずかしいことに。
残高不足になっていないか、使う前に念のため確認しておいたほうがいいでしょう。
デビットカードと連携しているアプリがあれば、それをいれておけばスマホで残額が確認できます。
現金との併用はできない
デビットカードは現金と一緒に支払うことができません。電子マネーは現金とも併用できる場合が多いですが、デビットカードはできないので、残高の確認が大切なのです。
デビットカードで大丈夫だと思って現金を持っていなかった、ということになると大変。常に残高は確認しておきましょう。
デビットカードで支払えないものがある
コンビニで使えるのは、基本的にそのお店で売っているものの支払いですが、一部使えない商品もあります。
- 切手、ハガキ
- テレホンカード
- 電気、ガスなどの公共料金
- 自治体指定のゴミ袋
などです。タバコは、最近では買えるようになっているコンビニが多いですが、購入数に制限を設けている店舗もあるので、大量に購入するときは事前に確認したほうがいいかもしれません。
公共料金やゴミ袋が購入できないのは、「収納代行」だからです。コンビニの商品ではなく、代金の回収を代行しているだけなので、デビットカードを使うことができないのです。
支払いは一括払いのみ
デビットカードは銀行口座から直接引き落とす形で支払いをしますので、クレジットカードのように分割払いやボーナス払いはできません。一括払いのみです。
残高が足りなくても「分割で」とすることができませんので、注意してください。
コンビニATMは使えない
デビットカードは、海外でなら、現地の通貨を引き出すことはできますが、日本国内でのコンビニATMは使えません。
ただし、キャッシュカードと一体になったデビットカードなら、引き出しと預け入れが可能です。
自分が持っているデビットカードの銀行と、コンビニが提携していれば手数料が無料になることもあるので、どのコンビニが有利か、調べてから使うといいでしょう。
暗証番号を忘れてしまったら?
少額の買い物であればサインが不要で、暗証番号を入れれば支払いが済んでしまいます。しかし、暗証番号をど忘れしてしまうこともあると思います。
そんなときには、「サインでお願いします」と言えば大丈夫です。
デビットカードはコンビニでも便利!キャッシュレスでスムーズ
デビットカードなら、使ったらすぐに銀行口座からすぐに引き落としされるため、クレジットカードに抵抗のある人でも使いやすいのではないでしょうか。
口座の残高もスマホのアプリで確認できますし、うっかり使いすぎて困るということもなさそうです。コンビニでちょこちょこ使う時も、現金ではなくデビットカードを使えば、ポイントも貯まります。
小さなお買い物でも、色々嬉しいデビットカード。コンビニでも使えますので、キャッシュレスでスムーズなお買い物に役立ててください。












